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アン・チョルスは なぜ米黒人人権運動‘ローザ・パークス’を語ったか

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/502291.html

原文入力:2011/10/24 22:50(955字)
キム・ウェヒョン記者


"小さな行動が変化を引き出す" 投票参加メッセージ伝達


"1955年12月1日、木曜日でした。米国、アラバマ州のローザ・パークスという一人の黒人女性が帰途バスに乗りました。暫くすると狭苦しいバスに白人乗客が乗るとバスの運転手は彼女に席を譲ることを指示しました。彼女はそれを拒否し逮捕されて裁判に回付されました。"

アン・チョルス ソウル大融合科学技術大学院長が24日、パク・ウォンスン ソウル市長野党圏単一候補に対する支持意思を明らかにし、パク候補に伝えた手紙の前半で米国黒人人権運動の象徴である‘ローザ・パークス’事件に言及して注目を引いた。


アン院長はA4用紙2枚に出力したこの手紙で「この小さな動きは多くの人の共感を呼び起こし、米国黒人人権運動の大きな転換点になりました」と文を続けた。この事件は黒人の白人バス搭乗拒否運動につながり、結局 翌年 米国連邦最高裁は人種差別の象徴だった白黒分離法に対し違憲決定を下した。


アン院長が‘ローザ・パークス’を通じてソウル市民に伝えようとしたメッセージは‘行動’、すなわち投票参加だと思われる。アン院長は「黒人に法的参政権が与えられたのは1870年だったが、黒人が白人と共にバスに乗るにはそれから更に85年が必要だったし、その変化を引き出した力はまさに小さな‘行動’だった」として、ローザ・パークスがしたという話を引用した。「私にはいつもと同じ日だったが、数多くの大衆の参加がその日の意味を変えた。」


あわせてアン院長は「選挙はまさにこういう参加の象徴」と話した。パク・ウォンスン候補に投票する‘行動’を通じて世の中を変えるために‘参加’して欲しいというメッセージと読まれる。


バラク・オバマ米国大統領も上院議員時期からローザ・パークスの事例を演説でしばしば引用し、2005年パークスの葬式に直接参加した。キム・ウェヒョン記者 oscar@hani.co.kr


原文: 訳J.S