原文入力:2011/10/24 18:24(1829字)
キム・ウェヒョン記者
"キム・ジェホ判事、自衛隊関連文を書いたネチズンを検察に請託"
ポッドキャスト<私はセコい>で疑惑提起
←ナ・ギョンウォン ソウル市長候補とキム・ジェホ判事夫妻.
ナ・ギョンウォン ソウル市長ハンナラ党候補の夫 キム・ジェホ判事が検察にナ候補関連事件を請託し、判決にも影響を及ぼしたという疑惑が提起された。
24日公開されたポッドキャスト ラジオ放送<私はセコい>でチュ・ジンウ<時事IN>記者はキム・ジェホ判事が2006年ソウル西部地方検察庁にナ・ギョンウォン候補を誹謗したネチズン 1人を起訴するよう請託したと主張した。 チュ記者は「当時の捜査関係者によれば、個人を誹謗する目的か明確でなく確かめてみる余地があり捜査を進行しなかったが、突然捜査が再開された」として「当時の関係者に尋ねるとキム判事が検察関係者に直接電話をかけ該当告訴事件の被告訴人を起訴だけしてくれとし、そうすれば裁判所で処理すると言ったそうだ」と話した。
その後、検察がこのネチズンを起訴し、5月に開かれた1審裁判で罰金700万ウォン宣告の後、起訴されて7ヶ月後に3審を経て罰金刑が確定されたとチュ記者は明らかにした。また、キム判事は当時事件を担当したソウル西部地裁に在職中であり、「1,2審判事ともにキム判事の同僚であった」と話した。チュ記者は「管轄裁判所判事が捜査中の検事に直接電話をかけ起訴云々し判事の職位を不当に利用した」とチュ記者は批判した。
実際2006年5月にはインターネットにナ候補関連虚偽誹謗文を載せ名誉を傷つけたという容疑で40代の女性キム・某氏が起訴され1審で罰金700万ウォンを宣告された。この女性が高裁に控訴したが棄却され、最高裁に上告して再び棄却され罰金刑が最終確定したのも事実だ。 キム氏は一年前の2005年7月から2ヶ月間、ナ候補のホームページ掲示板などインターネットに‘親日派ナ・ギョンウォン、李完用(イ・ワンヨン)土地探しなど親日率先’、‘李完用子孫の土地訴訟を勝訴させた親日派ナ・ギョンウォン’等の文と写真を上げたことが問題になった。 ナ候補が判事在職時期に李完用の子孫が土地を‘取り戻す’よう判決を下したという内容で、2004年6月に日本自衛隊創立記念行事にナ候補が参加し論難になった後、インターネット空間に広がった噂だった。
←ポッドキャスト<私はセコい>
この日、放送に出演したパク・チウォン民主党議員は「ひとりを教本に選択し、この事件に有罪判決が下されるため、次からはそのような自衛隊、親日派(を語る)文を完全に封じ込め、そのような文が載ってくれば下ろさせることができた」と指摘した。出演者であるキム・オジュン<タンジ日報>総帥は 「結局その後、ナ・ギョンウォン候補を自衛隊問題で挙論したネチズンが口を閉ざすことになった」と付け加えた。 結局、多くのネチズンの中で1人だけに対して強硬に対応し、残りのネチズンたちを静かにさせる‘一罰百戒’の効果を得たわけだ。
3審裁判までにかかった期間も異例的に短かったという指摘が出ている。2006年4月13日、西部地裁に受け付けられた事件が同12月11日最高裁で上告棄却されるまでにかかった期間はわずか8ヶ月だ。多くの場合、3審裁判までは何年もかかるのが現実だ。判事出身のある弁護士は「その時はやく処理しなければならない何かがあったようですね?」と話した。
このような主張が事実であることが明らかになればキム判事が自身の地位を利用して夫人のナ候補の政治的救命を試みたという権限乱用論難が避けられないものと見られる。 検察関係者は該当事件が「名誉毀損事件なので認知ではなく告訴・告発事件だった」として、キム判事の電話で起訴がなされたということを否認した。現在、ソウル東部地裁部長判事として在職中のキム判事は、接触を試みたが記者の身分を明らかにするなり電話が切れ、その後は連絡がつかなかった。
キム・ウェヒョン、ファン・チュンファ、ノ・ヒョンウン記者 oscar@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/culture/culture_general/502167.html 訳J.S