原文入力:2011/10/23 20:04(1136字)
ソク・ジンファン記者
パク候補側 "選挙控えて鎖"
検察 "まだ捜査に着手していない"
あるインターネットメディアがパク・ウォンスン ソウル市長野党圏単一候補と美しい財団を検察に告発した事件が、ソウル中央地検刑事4部に配当された事実が知らされるやパク候補側と美しい財団が反発して出た。検察は「配当をしただけで如何なる捜査も進行してはいない」と釈明したが、昨年6・2地方選挙を控えハン・ミョンスク民主党候補が検察捜査を受けた経緯があり野党圏は敏感に反応した。
パク候補選挙対策委員会は23日、ソウル、安国洞(アングクトン)の選対委事務室で記者会見を行い「パク候補に対する根拠のない疑惑提起に対し検察が動くならば、政治検察の不公正捜査という烙印を避けられないだろう」とし「検察が今すべき仕事は疑惑が明らかな‘内谷洞(ネゴクトン)私邸事件’に対する迅速且つ徹底した捜査」と話した。共同選対委員長のハン・ミョンスク前総理はこの日会見で「(検察が)私に二回にわたり鎖をはめたが、真実は明らかになるもので、パク候補にはめようとしている鎖は市民が解くことを確信する」と話した。
これに先立ち‘インターネット民族新聞’は去る14日、「1000億ウォン台の寄付金を募集しておきながらソウル市や行政安全部に(こういう事実を)登録しなかった」としてパク候補と美しい財団をソウル中央地検に告発した経緯がある。
これに対してソウル中央地検は「14日に受け付け、18日に刑事4部に割り振ったが、ソウル市長選挙日以前に捜査に着手する場合、選挙に影響を及ぼそうとしているという誤解を受けかねないと判断し捜査に着手しておらず、基本的事実関係確認や告発人調査はもちろん、いかなる捜査行為も行った事実がない」と明らかにした。
美しい財団はこの日「財団に対する一部国会議員と与党、インターネット言論の陰湿な攻撃と誹謗が度を越した」として「事実でない疑惑を提起したカン・ヨンソク無所属議員と不法募金疑惑で財団を告発したインターネット報道機関代表など40余団体などに対し虚偽事実流布および名誉毀損容疑で告訴する」と明らかにした。財団はまた「2010年12月にも10ヶ余りの極右団体が同じ内容で告発し警察庁および国税庁が調査を行ったが疑惑がなく去る4月に捜査が終結した経緯がある」と付け加えた。
ソク・ジンファン記者 soulfat@hani.co.kr
原文: 訳J.S