原文入力:2011/10/24 09:52(1792字)
イ・ミンテク記者
17代政治資金内訳を見れば
2006年10月~2008年3月 計20回使用
同し党の女性議員3人は美容費を使った内訳無し
ホンシン学院教師などから後援支援金を受け取った事実確認
←ナ・ギョンウォン候補
ナ・ギョンウォン ハンナラ党ソウル市長候補が比例代表議員だった2006年10月から2008年3月までに600万ウォン近い美容費用を政治資金から支出していたことが分かった。17ヶ月間同じ美容室で一回当たり30万ウォン内外ずつ計20回使った結果だ。
中央選管委が公開した17代政治資金内訳を見れば、ナ候補は2006年10月29日ソウル、龍山区(ヨンサング)、二村洞(イチョンドン)のR美容室で初めて20万ウォンを支払って以来、2008年3月25日に50万ウォンを使うまで計20回の利用代金として572万5000ウォンを支払った。 2006年初期には3回だけ20万ウォンずつを支払い、以後の支払い額は1回あたり30万ウォンまたは31万5000ウォンだった。 最後の使用日である2008年3月25日には50万ウォンを支払ったが、以前の未払い分を含めて2回分を支払ったことになっている。ナ候補はこれら費用を全て‘インタビューメーキャップおよびコーディネート費用’、‘放送コーディネート費’等の名目で申告した。
中央選管委はこれと関連して「インタビュー、放送など政治家としての活動が目的ならば美容費用も政治資金から使うことができる」として「しかし今までこの部分に対する担当責任解釈要請を国会側から受けたことはない」と話した。 ハンナラ党チョン スポークスマンを含め同党の女性議員3人の会計担当に確認した結果、美容費用を政治資金から支出したケースはなかった。ナ候補は当時、党のスポークスマンだった。
R美容室側関係者は<ハンギョレ>との通話で 「芸能人級サービスをしても15万ウォンが私たちの店の最高額だ。ナ候補は常連客だったが昨年まで来て当時1万5000ウォンのドライだけをした」と話した。これは一回当たり20万~30万ウォンを使ったというナ候補側の申告内容とは背馳される。申告内訳を見れば、1ヶ月に2~3回ずつ計60万ウォン、61万5000ウォン、80万ウォンを支払った月もある。
ナ候補選対委のカン・スンギュ秘書室長は「美容室費用も女性政治家として必要だということを選管委が認めた」とし「数回使ったものを一度に計算したことかも知れないが、一度に30万ウォンずつ使う程に贅沢な政治家ではない」と話した。
ナ候補はまた、地方区がない比例代表時期だった2006~2007年2年の間、4798万ウォンのガソリン代を使ったことが分かった。ガソリン代として月平均200万ウォンを使ったと申告したわけだ。ナ候補は2005年4月、郷友会年会費(10万ウォン),6月ソウル大法大同窓会費(10万ウォン)等も政治資金から支出した。
一方、ナ候補の17代国会後援支援金内訳では教師たちが後援支援金を出していた事実が確認される。 ナ候補が選管委に申告した後援名簿を見れば、2004年12月15日‘イ・○○(教員)外43人’が870万ウォン、12月16日‘シン・○○(教員)外45人’が1115万ウォンを後援したと記録されている。 彼らの電話番号局番は‘2662’であり、ナ候補が2001年から現在まで理事を務めているホンシン学院の所属学校と一致する。
選管委関係者は「何人かの後援が重なったもので全てが一つの所属なのかそうでないのかは分からない」と話した。ナ候補は最近ラジオ インタビューで「2004年(ホンシン学院教師)何人かが出されたと記憶するが、どの程度の規模であったか、何人が出されたのかはよく分からない」として「当時は公務員たちが政治資金を出すことが禁止されておらず、2005年からか公務員は出してはいけないという話が出た」と明らかにした経緯がある。
イム・インテク、キム・ヒョジン記者 imit@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/502102.html 訳J.S