原文入力:2011/10/23 22:43(1800字)
ファン・ジュンボム記者、イ・テヒ記者、チェ・サンウォン記者
10・26補欠選終盤の状況
与党チョン・ヨンソク-野圏統一イ・ヘソン‘霧中接戦’
朴槿恵 24日 釜山へ…ムン・ジェイン 最後まで常駐
←老人福祉館で10・26再補欠選挙の応援遊説に乗り出した朴槿恵前ハンナラ党代表が去る14日午前、釜山東区、子城台老人福祉会館を訪問し年配者たちとうれしそうに挨拶しチョン・ヨンソク東区庁長候補に対する支持を訴えている。 釜山/ニューシス
←障害者福祉館で10・26再補欠選挙の応援遊説に乗り出したムン・ジェイン盧武鉉財団理事長(左側)が去る20日午前、釜山東区の障害者福祉館食堂で昼食の配食を手伝い野党4党単一候補であるイ・ヘソン民主党釜山東区庁長候補の支持を訴えている。 釜山/ニューシス
10・26補欠選で与野党がソウル市長選挙に劣らず激しく争っている所が釜山東区庁長再選挙だ。来年に総選挙と大統領選挙を控え釜山・慶南地域の民心をあらかじめ確認できるリトマス試験紙であるためだ。こちらでハンナラ党は伝統的票田を守り‘ムン・ジェイン旋風’の拡散を止めようとしており、民主党と野党圏は嶺南地域攻略の踏み台を作ろうとしている。 チョン・ヨンソク(60)ハンナラ党候補と全野党陣営のイ・ヘソン(57・民主党)単一候補、無所属のオ・ギョンヒ(46)、イ・ジョンボク(59)候補など4人が角逐戦を行っているこちらに有力な大統領選挙走者が相次ぎ街頭遊説に乗り出し一層熱くなった。
野党圏では23日ムン・ジェイン盧武鉉財団理事長がパク・チウォン前民主党院内代表とともに釜山東区を訪ねた。 ハンナラ党では朴槿恵前ハンナラ党代表が去る14日に続き24日にもこちらを訪ね支援戦に出る予定だ。 ホン・ジュンピョ ハンナラ党代表とソン・ハクキュ民主党代表もすでに訪問したことがある。
ハンナラ党は釜山が伝統的強勢地域であり、特に東区では一度も敗北したことがないという点に期待をかける反面、全野党陣営では東南圏新空港計画取り消し、釜山貯蓄銀行事態などで民心がハンナラ党に背を向けたと強調する。選挙戦が終結に向かう中で候補たちの間に不動産投機疑惑が起き、不法選挙運動攻防も広がっている。
キム・ジョングォン ハンナラ党事務総長は23日「パク前代表の訪問などに力づけられ優勢を維持している」と話した。 チョン・ヨンソク候補が民主党のイ・ヘソン候補を10%以上の差を付け締め出しているというのがハンナラ党の主張だ。
パク・チウォン前院内代表は「この間、イ・ヘソン候補に2度会ったが、かなり良いと言った」としつつも「昨日会ったムン・ジェイン理事長は選挙終盤にハンナラ党が打って上がってきており、最後まで気を緩めてはいけない」と語った」と伝えた。
キム・ヒョン民主党副報道担当者はこの日論評を通じて「チョン・ヨンソク ハンナラ党候補が2010年11月と2011年3月に何の縁故もない麗水(ヨス)で土地投機をした」として「土地を愛する李明博政権の候補らしい」と皮肉った。キム副報道担当者は「チョン候補側は‘麗水の土地は知人の体面を守るために善意で購入したもので、地価も計1300万ウォンに過ぎず土地投機と見ることはできない’と説明した」として「これは知人の要請で土地を購入すれば‘投機’ではなく‘善意’になり、金額が小さければ投機と見れないという話にもならない発言」と批判した。
与野党は浮動層を誰がつかむかに勝敗がかかっていると見ている。 去る18日、地域報道機関である<釜山日報>と<KNN>が世論調査専門機関に共同依頼し調査した結果を見れば、まだ心を決めていない浮動層が半分近い49.1%にもなることが明らかになり、以前選挙結果を予測するのは難しいと調査された。
朴槿恵前代表が24日に東区をもう一度訪ね、ムン・ジェイン理事長は選挙が終るまで東区に常駐すると宣言したのはこういう理由からだ。
ファン・ジュンボム、イ・テヒ記者、釜山/チェ・サンウォン記者 csw@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/502017.html 訳J.S