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MB私邸用地 2ヶ所、江南(カンナム)くつろぎの里 隣接のグリーンベルトばかり‘キリキリ’

原文入力:2011/10/20 22:23(1855字)
イ・テヒ記者


[大統領私邸用地論難] 鑑定評価委託先を見てみれば
内谷(ネゴク)以外に水西(スソ)も検討…490番地4筆を評価依頼
交通至便でくつろぎの里敷地…潜在的開発価値が高い


←私邸敷地として議論された内谷洞(ネゴクトン)と水西洞(スソドン)。 李明博大統領が退任後に居住する私邸候補地として検討し鑑定評価機関に評価を依頼したソウル、瑞草区(ソチョグ)、内谷洞一帯(上)と江南区(カンナムグ)、水西洞一帯の航空写真。上の写真の a 表示は内谷洞地域、下の写真 b 表示は水西洞地域。 ‘DAUMのスカイビュー’画面よりキャプチャー(※イメージをクリックすれば大きく見ることができます)


大統領府がソウル、瑞草区、内谷洞以外に江南区、水西洞のグリーンベルト地域も李明博大統領が退任後に居住する私邸有力候補地として検討し鑑定評価まで依頼していたことが明らかになった。 2ヶ所ともに瑞草・江南区に残っているグリーンベルトの中心地であり、交通至便で政府が作っているくつろぎの里住宅地区のすぐにそばに位置しているという共通点がある。

ホン・ヨンピョ民主党議員は20日「大統領府警護処は去る3月、韓国鑑定院とナラ鑑定評価法人に内谷洞私邸敷地に対する鑑定を任せ、水西洞490番地一帯の土地4筆(1615㎡、489坪)に対する鑑定も併せて依頼した」と明らかにした。 イ大統領が子息シヒョン氏名義で内谷洞の土地を購入するのに先立ち水西洞一帯のグリーンベルト地域も私邸有力候補地として検討したという話だ。シヒョン氏の依頼を受けて候補地を物色したD不動産関係者は「昨年末、自身を会社職員だと名乗る人が電話をかけてきて、40億~50億ウォンで一戸建て住宅を建てられる宅地200坪に畑がついている土地を探してくれといった」として「水西洞をはじめとして6ヶ所を紹介した」と明らかにした経緯がある。シヒョン氏は6ヶ所の中から内谷洞と水西洞一帯の2ヶ所を念頭に置き大統領府警護処を通じて鑑定評価を依頼したものと見られる。


大統領府警護処が鑑定を依頼した水西洞の土地は宅地3筆(624㎡、189坪)と畑1筆(991㎡)だった。鑑定評価結果は58億ウォンに達したと知られた。


これらの土地に対する情報を‘土地情報システム’を通じて問い合わせてみた結果、‘自然緑地地域開発制限区域’に指定された土地だった。グリーンベルトに指定されている土地だという話だ。近隣のK不動産関係者も「その土地は宅地なら坪当たり2000万ウォン台で、畑は坪当たり200~300万ウォン程度」とし「該当敷地がグリーンベルトであることは知っているか」と反問した。 一般人の場合、住宅を作るために土地を買うといっても開発が制限されているという説明だった。


だが、大統領府警護室の場合、グリーンベルト地域にも施設を作れるよう2009年8月にグリーンベルト関連施行令(大統領令)が改正されたおかげでシヒョン氏は特別なネックを感じずにこの地域を候補地として検討したものとみられる。不動産関係者は「この地域は細谷(セゴク)2地区くつろぎの里住宅が建つ予定で、地下鉄3号線水西駅と近く投資価値は高い」と話した。


航空写真を通じて確認した結果、この一帯は水西駅とくつろぎの里住宅細谷2地区から各々1km程度離れた両者の中間に位置する交通要地だ。また、地下鉄3号線逸院(イルォン)駅から可楽(カラク)市場駅につながる、江南と松坡をつなぐ中間地帯にある。


内谷洞私邸候補地も京釜(キョンブ)高速道の良才(ヤンジェ)出入り口に隣接した瑞草区のグリーンベルト地域であり くつろぎの里住宅内谷地区と隣接している。くつろぎの里住宅政策は李明博政府が首都圏の住宅供給のために2008年から意欲的に推進したもので、李明博政府住宅政策の代表商品だ。


ホン・ヨンピョ議員は「内谷洞の候補地と水西洞候補地は瑞草区と江南区に残った最後の黄金グリーンベルト地域」とし「偶然にも潜在的に開発価値が非常に高いところであったという共通点がある」と話した。


イ・テヒ記者 hermes@hani.co.kr


原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/501771.html 訳J.S