原文入力:2011/10/20 19:02(1174字)
今回は李明博大統領のソウル江南区(カンナムグ)、ノンヒョン洞私邸が再び問題だ。個別住宅公示価格が昨年35億8000万ウォンから今年19億6000万ウォンに16億2000万ウォンも下がったという。これに伴い、財産税なども昨年の1257万ウォンから今年は654万ウォンに半減した。政府と地方自治体は単純な行政錯誤だと釈明している。そうだと信じたい。
だが、他の人の家でもなく現職大統領の私邸の公示価格をそのようにでたらめに算定したということが簡単には理解できない。公示価格は均衡性だとして隣と均衡が取れていなければならず前年度に比べて理解できる変化でなければならない。 異例的に差異が生ずれば当然に疑いを持って現場を確認するようになっている。何故大統領の家が今年のソウル市全体の誤り165件に含まれるほど江南区庁がないがしろに扱ったのかということが理解できないのみならず、釈明を見ればより一層情けない。1994年建築物台帳に登載された地下1階・地上2階建て住居用建物なのに、1階が商店に化け、商店分が抜け落ち住宅公示価格が下がったということだ。
公示価格は毎年算定するもので、その間に面積変動がなかったのに単純な誤りでこういうことが起きたとは考えにくい。 李明博大統領が退任後に内谷洞(ネゴクトン)私邸に移り、ノンヒョン洞の家は子供たちに贈与するために公示価格を縮小したという疑惑が提起されるのも無理はない。
大統領府が去る2009年にグリーンベルトに大統領警護訓練場を移転新築することができるよう施行令を改正し、‘グリーンベルト付きの私邸’を早目に準備したのではないかとの疑惑も出てきている。 大統領府警護処が内谷洞に買いとった警護施設敷地の大部分がグリーンベルトなのに加え、内谷洞の他に鑑定評価を依頼した他の地域もグリーンベルトだったためだ。
内谷洞移転計画は撤回したが、大統領の私邸買い入れに国家予算を使ったという本質的疑惑は解消されていない。それに加えてグリーンベルトを解除したり公示価格を調整するなど変則的方法でイ大統領の不動産に特典を付与しようとしたという疑惑まで付け加わった。瑞草(ソチョ)区庁が内谷洞私邸敷地近隣にイ大統領の子息シヒョン氏が契約をした次の月に特別交付金を不法転用してテニス場を作ろうとしたこともそのままには見過ごせない。誰かが意図的に総括企画して行政力を動員したのではなければ起きようもないことが後が絶たない。‘見えざる手’の実体を必ず明らかにしなければならない。
原文: 訳J.S