原文入力:2011/10/19 20:58(891字)
イ・スニョク記者
キム・クァンジン国防長官が北韓が軍事的に挑発した場合、空軍戦闘機を休戦ラインの北側へ出動させることもありうると明らかにした。
19日午前、国会外交・統一・安保分野対政府質問に出席したキム長官は「北韓が前回のように我が領土に砲撃すればどのようにするか?」というキム・ジョンフン ハンナラ党議員の質問にこのように答えた。 キム長官は「(北韓が挑発する場合)報復次元で空軍機を休戦ラインの向こう側まで運用するのに何の支障もない」として「西北島嶼をはじめとして他地域で北韓が挑発する可能性があるという点を想定し対備態勢を整えている」と話した。
偶発衝突時は交戦規則がガイドラインになるだろうが、そうではなく意図的挑発の場合には自衛権行使次元で挑発根拠地に対し直接的な報復を加えるという強い意志を明らかにしたわけだ。 キム長官は昨年12月の人事聴聞会の時にも 「延坪島(ヨンピョンド)事態が再発する場合どのようにするか」という議員らの質問に「すべての手段を動員して徹底的に懲らしめる」とし「使えるすべての戦闘力、(戦闘機などの)合同支援戦力まで投じる」と明らかにした経緯がある。
今まで軍は昨年11月の延坪島(ヨンピョンド)砲撃事態など北韓が休戦ラインや北方境界線(NLL)の南で挑発した場合、空軍戦闘機らを出動させたが、休戦ラインや北方境界線を越えて攻撃を加えた前例はない。
一方、キム長官はこの日の対政府質問で李明博大統領の出国後、北韓の戦闘機とミサイルなどが前線陣地に配置されたという一部マスコミの報道と関連して「事実とちょっと違う」として「(北韓の)一部活動は例年的訓練として評価したし、色々な状況を見て挑発が差し迫っているという兆候とは判断しなかった」と明らかにした。
イ・スニョク記者 hyuk@hani.co.kr
原文: 訳J.S