‘一斉試験拒否’ 解任教師 心情告白に視線集まる
全教組・教育団体・父兄 懲戒撤回要求 記者会見
キム・ソヨン記者チョン・ミニョン記者シン・ソヨン記者
←去る10月一斉試験を拒否した生徒たちに体験学習を許したという理由で解任という重い懲戒を受けた教師ソル・ウンジュ氏が、11日午後ソウル,鍾路区,新門路,ソウル市教育庁前で懲戒撤回を促す記者会見をし涙を流している。 シン・ソヨン記者 viator@hani.co.kr
去る10月実施された全国単位学業達成度評価(一斉試験)時に学生たちの体験学習を許したという理由で、10日解任処分を受けたソウル,吉洞小学校6学年チェ・ヘウォン(25)教師の文章がネチズンたちの視線をひきつけている。
教壇に立って今年で3年目のチェ教師は、去る10月10・14・16日と今月11日など4回にわたり一斉試験について生徒たちと討論した内容,試験当日の悩み,解任に対する自身の考えなどをポータル サイト<タウム>のディベートルーム‘アゴラ’に上げた。
“一斉試験を控えて誰も子供たちの意見に耳を傾けてくれず教室で子供たちと共に話を交わしました。悪いリプライをつけないでください。子供たちが傷つきます。”(10月10日)チェ教師はこの日一斉試験に対する自分の意見を言及することなく“試験のために塾で夜10時まで補習をしなければならない”,“なぜ大人たちは勉強で子供たちを評価しようとするだろうか? 他の国ではそうじゃないのに….外国で暮らしてきた私には適応が大変だ”,“私の実力をテストするのなら試験に賛成する”等、生徒たちの賛否意見20ヶ余りをそのまま上げた。
一斉試験当日の10月14日、チェ教師のクラスの子供らの中で6人は体験学習に行き、2人は学校図書館でしたい勉強をした。だが学校の反応は思ったより強硬だった。“体験学習をした子のお母さんたちは校長先生の電話に苦しめられ始めました。学校図書館で勉強した子供たちは結局泣きながら教室にきて試験を受けました。自分の良心に基づいて行動した子供たちが傷を受けたと思うと胸が痛みます。”(10月14日)試験を拒否して図書館にいた生徒2人は結局この日試験を受け、体験学習に出た6人も翌日の15日に試験を受けなければならなかった。チェ教師は「子供たち自ら選択できる機会を与えなければなければならないと考えた」として「悩みが本当に大きかったが子供たちの意志と関係なしに強制的に試験を受けるようにすることはできなかった」と話した。しかし彼女はこのことで‘解任’という重い懲戒を受けた。
“子供たちの前で堂々としたかったです。塾にやつれて私よりさらに忙しい子供たちに試験点数が失敗して出てくるかもと小さくなる子供たちに、これ以上私たちはお互いを踏みにじって競争しなくしよう,私たちにも堂々と自分の意見をいう権利があると言いたかったのです。子供たちの前で白い手袋をはめて卒業証書を与えるのは私だったらと思っていたけど….”(12月11日)解任が決定された翌日夜明けに上がってきたこの文章には4500人余りのネチズンたちが支持を送った。この他にもチェ教師の文章に対して「少しでも子供たちが生きやすい世の中をお作りになりたかったでしょうに真心が通じない世の中に声を殺して泣いていらっしゃる姿が思い浮かんで本当に心が痛い”(ID‘イェウン’)などのコメントがあふれている。
一方、全国教職員労働組合と平等教育父母会など教育運動団体と父母および生徒たちは11日、ソウル市教育庁の前で記者会見を行い「法的根拠もなしに強行された一斉試験に対して父母と生徒の意見を聞いたことが罷免の理由になるのか」として懲戒撤回を促した。罷免通知を受けたソウル K中のユン・某教師の学級学生10人余りと父母たちもこの席に参加して懲戒の不当さを訴えた。イ・某君は「自分たちの判断で一斉試験を受けなかったのであって決して先生が強制したことではない」と話した。
キム・ソヨン,チョン・ミニョン記者 dandy@hani.co.kr
原文入力:2008-12-11午後11:50:42
原文: 訳J.S