原文入力:2011/10/18 11:49(1183字)
イ・ジウン記者
院内対策会議に入り‘内谷洞(ネゴクトン)論議’立場など大統領府に‘中継’
民主 "国家情報院も警察も会議場までは入ってこない…事実上の査察行為"
大統領府の行政官が民主党の院内対策会議を傍聴し携帯メールで会議内容を大統領府側にリアルタイム伝送し摘発された。民主党は「事実上の査察行為」として糾弾に乗り出した。
ノ・ヨンミン民主党院内首席副代表は18日緊急議員総会で「民主党党代表室盗聴事件も終わっていないのに、大統領府の職員が野党の院内戦略会議を監視するために会議の席に来たことはあってはならないこと」と話した。
民主党関係者たちによれば、大統領府政務首席室第2秘書官室に勤めるハ・某行政官はこの日、民主党緊急議員総会に先立って開かれた院内対策会議を傍聴し党役員たちに摘発された。院内対策会議は国会運営戦略、主要懸案に対する戦略的判断をするための会議であり、非公開会議に入る前に記者たちに主要内容を一部公開している。この日の院内対策会議では韓-米自由貿易協定(FTA)批准案処理に対する民主党の立場、李明博大統領のソウル、瑞草区(ソチョグ)、内谷洞(ネゴクトン)私邸敷地問題に対する対応方針などが扱われた。ハ行政官は公開会の時に記者たちに紛れて座り携帯メールで主要党役員らの発言内容を大統領府側に伝送していたという。ハ行政官は先週にも最高委員会議など民主党の各種会議の公開部分を傍聴していたと伝えられた。
ノ・ヨンミン院内首席副代表は「国会が記者たちに発行した身分証がない人は党の別途の許諾があってこそ会議出入りが可能だ」と話した。民主党ソン・キボク院内行政企画室長は「民主党の許可を得ずにこっそりと入ってきたものであり、査察と規定できる」として「会議前半部を一部公開するのは主要内容に対する取材の便宜を提供するためのものであり、大統領府職員がその内容をリアルタイムで大統領府に伝送するためのものではない」と話した。
民主党は大統領府にハ行政官の身分を確認し、大統領府政務首席室第2秘書官は「申し訳ない」と話したという。ソン・キボク院内行政企画室長は「国家情報院や警察なども野党の会議内容をチェックするが、会議場にまで入ってきたことは一度もない」として「大統領府はこれに対して責任ある返答をしなければならない」と話した。
民主党はこの事件に対する具体的な対応方案を議論中であり、大統領府はこの日午前まで特別な立場を出していない。
イ・ジウン記者 jieuny@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/501263.html 訳J.S