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"本意と違って…残念だ" MB, 謝罪一言なしに尻尾切り’

原文入力:2011/10/17 16:57(2457字)
パク・スジン記者


ノンヒョン洞自宅に帰ることに…ホン・ジュンピョ "MB, 内谷洞私邸論難と無関係"
民主党追加疑惑 提起…ネチズン "法に違反しておいて白紙化すれば終わり?" 非難


←李明博大統領.


李明博大統領が退任後ソウル、瑞草区(ソチョグ)、内谷洞(ネゴクトン)で居住することにしていた計画を白紙化し「本意と違って私邸問題で多くの人々に心配を及ぼすことになって非常に残念と考える」という立場を明らかにしたことに対し、‘無責任な尻尾切り’という批判が出ている。

ホン・ジュンピョ ハンナラ党代表は17日午後2時、記者懇談会を開き「大統領は新しい私邸を選択するよりはノンヒョン洞の自宅に帰ると話された」として「内谷洞も私邸は白紙化することにした」と伝えた。


しかしホン代表は大統領府がノンヒョン洞私邸の白紙化を決めた背景については「話さない方が適切だ」として言葉を慎んだ。代わりに‘大統領の子息と警護処間のことと見れば良いのか、あるいは大統領が介入しなかったことと受け入れれば良いのか’という記者の質問に「そうだ」と答えた。結局、大統領が内谷洞私邸購入には介入しなかったという事実を与党代表の口を借りて伝達したわけだ。


大統領府は17日、書面ブリーフィングを通じて「李明博大統領は今日首席秘書官会議で‘本意と違って私邸問題で多くの人々に心配を及ぼすことになって非常に残念だと考える’と言われ、‘私邸問題は大統領室長を中心に早期に全面再検討し結論を下してくれ’と指示された」と立場を明らかにした。これまた‘内谷洞私邸買い入れ’と関連した種々の疑惑が李明博大統領の意志とは関係がないという点を明らかにしただけで、この間の疑惑に対する明快な解明は全くなかった。


←内谷洞私邸敷地購入はどのようになされたか?(※イメージをクリックすれば大きく見ることができます)


民主党は内谷洞私邸と関連した問題点と事実関係を明らかにしろとの要求を継続した。イ・ヨンソプ民主党スポークスマンは17日午前のブリーフィングで「大統領私邸購入費用の一部を国家予算で支援した証拠をもう一つ提示する」として、大統領室警護処が韓国鑑定院と(株)ナラ(国家)鑑定評価法人で内谷洞私邸敷地を鑑定した評価額を公開した。


イ・シヒョン氏が買いとった内谷洞私邸敷地に対する鑑定評価額は韓国鑑定院が16億7686万ウォン、(株)ナラ鑑定評価法人が17億8737万ウォンと評価した。イ・シヒョン氏がこの土地を実際に購入した金額は11億2000万ウォンであり鑑定評価平均額の17億3212万ウォンに比べた時 6億1212万ウォン安く購入したことが分かった。韓国鑑定院とナラ鑑定評価法人による大統領警護処が買いとった持分の鑑定評価平均額は25億1481万ウォンだったことが明らかになった。大統領室はこの土地を42億8000万ウォンで買いとり、鑑定評価平均額より17億6519万ウォン高く買ったことが明らかになった。


イ・ヨンソプ民主党スポークスマンは「この間、大統領府は警護処持分の土地が道路に接しており相場が高いと釈明したが鑑定評価額はこういう状況を全て考慮して決定されるという点で事実無根の釈明であることが明らかになった」として「大統領はイ・シヒョン氏が支払わなければならない購入費の一部を大統領室で支援し国家予算に損害を及ぼしたことに対し謝罪し責任者を明らかにし責任を問わなければならないだろう」と話した。


自由先進党も17日論評して「大統領は今日、自ら不法行為を放置しほう助してきた部分に対して公式に何の反省も、遺憾も示さなかった」として「そうしておいて大統領府秘書室にすべての判断と責任をそっくり押し付け、大統領府懇談会を通じて非公式的に発表するとはあきれたことだ」と批判した。


参加連帯も17日、内谷洞を訪問した後に記者会見を行い「私邸の白紙化で終えられる問題ではなく、国会国政調査を通じて真実を糾明しなければならない」と主張した。参与連帯は「(イ大統領が子息の名義で敷地を購入した理由が)便法贈与や不動産取引を通じて財産を増殖しようとしたものと見られる」として「国政調査進行状況を見守り(イ大統領の子息)シヒョン氏と大統領府警護処関係者たちを国庫横領、背任、不動産実名制違反などの容疑で刑事告発する方案を慎重に検討する」と話した。


ツイッターなどインターネットでも批判世論は鋭かった。俳優ムン・ソングン氏はツイッターを通じて「朝鮮日報が[速報]とし‘MB私邸再検討し結論…. 事実上白紙化’と報道したが、すでに法に違反しておきながら白紙化すればそれだけなのか?」として「閣下. 内谷洞私邸白紙化なんですか。いや、それはダメです」と明らかにした。


ツイッター利用者@nom**yenは「誤った政策は再検討や白紙化するのが正しいが、犯した罪は再検討対象ではなく処罰対象だ。大統領府よ」と話し、ツイッター利用者@esse**naは「先殺人 後白紙化、先に無銭飲食 後白紙化、先無賃乗車 後白紙化、先追突 後白紙化、先飲酒運転 後白紙化、先暴行 後白紙化」として‘白紙化戦略’を批判した。


ツイッター利用者@slo**onは“閣下におかれましては内谷洞私邸と関連も‘本意と違って云々...’それが本意でなければいったい、我が閣下におかれましては本意をどこにおいていらっしゃいますか…。私はウサギが肝を置いてきたという話は聞いたことがありますが‘本意’を抜いてしまった人は初めて見ます」として苦しい謝罪に対して厳しい忠告をした。


パク・スジン記者 jin21@hani.co.kr


原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/501092.html 訳J.S