原文入力:2011/10/14 20:47(920字)
クォン・ヒョクチョル記者
陸地と連結された橋 乗用車重量にしか耐えられず
火が出れば‘対岸の火事場見物’
←三光ふわふわ島
昨年12月12日午後。ソウル盤浦市民公園の川辺から150m離れた漢江(ハンガン)の中で人工島‘三光ふわふわ島’を作っている工事現場で発電機の過熱と推定される火災が起きた。 瑞草(ソチョ)消防署の消防車13台と消防署員70人余りが出動したが‘対岸の火事場見物’をするほかはなかった。 この火災は三光ふわふわ島工事現場人夫が自らの消防装備で10余分で消し止めた。
消防車が入れなかったのは三光ふわふわ島と漢江(ハンガン)辺をつなぐ橋のためだ。陸地と人工島を結ぶ橋が耐えられる車両重量が乗用車水準であるため消防車(15~20t)と救急車(3~4t)は通れなかった。
←オ・セフン前ソウル市長の代表的開発事業
オ・スンロク ソウル市議員は「大勢が集まる行事の時、人工島に火災が起きたりすれば鎮火や応急救助に迅速な初期対処が難しい」と指摘した。数千名が集まることのできる大規模行事場所を作りながら、外見ばかり派手にして安全の基本常識である消防・救急車両の進入路開設は疎かにしたということだ。 三光ふわふわ島の最大受け入れ人員は約6000人だ。
14日ソウル市と瑞草消防署の説明を総合すれば、三光ふわふわ島が消防進入路問題を持つことになったのは消防法でなく船舶法を適用したためだ。高さ24mの第1島など大型建築物3個が連結された三光ふわふわ島を船舶と見なし、消火器・消火栓・スプリンクラーなど自らの消防設備だけを整えれば良いと見たのだ。
瑞草消防署関係者は「三光ふわふわ島に火災が起きれば、消防車が近隣漢江沿いに出動し消防署員が長さ15mの消防ホース10本を連結し引っ張って入り、急病患者は救急隊員が担架にのせて出てこなければならない」と話した。
クォン・ヒョクチョル記者 nura@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/area/500867.html 訳J.S