本文に移動

"44万立方M 流量 逆流…取水場移転が必要" 集中砲火 分かってみれば…

https://www.hani.co.kr/arti/society/environment/499283.html

原文入力:2011/10/04 21:00(928字)
ソウル市、シミュレーションもせず‘出処不明資料’配布
ナム・ジョンヨン記者


パク・ウォンスン ソウル市長候補キャンプから新谷堰(シンゴクボ)と蚕室堰(チャムシルボ)再検討の話が出てくるや与党議員らと保守言論の集中砲火が続いた。

ヒョン・ギファン ハンナラ党議員は先月28日「(新谷・蚕室水中堰を撤去すれば)ソウル市政開発研究院コンピュータ モデリングの結果、蚕室堰に4.9時間で44万2000立方Mの流量が逆流すると予測された」として「漢江の水位も平均2~3m低くなり外部汚染源に対する希釈効果が低下するだろう」と話した。パク・テヘ ハンナラ党議員も「漢江水中堰を撤去すれば10ヶの取水場を八堂(パルタン)ダム上流に移さなければならず、移転費だけで1兆16億2200万ウォンかかる」と主張した。


これに先立ちソウル市は7ページに及ぶ‘漢江水中堰撤去関連 検討報告書’をハンナラ党に送った。二人の議員はこの報告書に基づき報道資料を撒いた。だが<ハンギョレ>が確認した結果、この報告書は実際のシミュレーションをせずに実務者が作った‘任意資料’であることが明らかになった。


報告書を作成したソウル市関係者は「実際にシミュレーションやモデリングはしていない」として「文献資料は引用に引用を繰り返して出てきたもので出処は分からない」と告白した。


取水場対策に関しても誇張された計算が適用されていた。蚕室堰と八堂ダム間の10ヶの取水場が取水できないとし、全面移転の必要性を提起したが、シミュレーション上で見ればほとんど影響がなく、最悪の場合でも影響可能性がある所は風納(プンナプ)取水場程度だ。だが、パク議員は蚕室堰撤去の影響を受けない堰まで移転対象に含ませ、取水場1ヶ所当たりの移転費用(469億ウォン)も一日145万tの大容量を処理する江北取水場を基準として計算していた。 ナム・ジョンヨン記者


原文: 訳J.S