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延世(ヨンセ)大学教職員,予算引き出して慣行的に秘密資金づくり

原文入力:2008-12-12午前09:27:08
造形費膨らませ学校資金7年間で1億8千万ウォン抜く
“職員餅代・部長カード代に使用…他部署でも慣行”

延世大の一部教職員らが数年間にわたり慣行的に学校予算を引き出して秘密資金を作り費消した容疑で大規模な検察調査を受けている。この学校の自主監査の結果、一部署だけで去る7年間に1億8千万ウォンを引き出した疑惑があらわれた。
ソウル西部地検は造形工事費を過多請求するなどの手口で学校予算を引き出した疑惑(横領など)で、この学校の前管財部長と職員など4人を調査中だと11日明らかにした。管財部造形課の前次長チョン・某(48)氏は去る1月同様の嫌疑で検察に告訴され現在1審裁判が進行中であり、チョン氏は去る8月「秘密資金造成を指示して承認した」としてキム・某 前管財部長など4人を検察に告訴した。彼らは2000年から昨年まで10回余りにかけて計1億8千万ウォンを引き出し休暇の費用など私的用途に使った疑惑を受けている。

延世大と検察側の話を総合すれば、校内造形工事監督・施行業務を担当したチョン氏は2001年10月法科大新築造形工事をする際に松16株の代金を虚偽請求し1800万ウォンを引き出した。また2003年3月神学館造形工事では装備賃貸料と人件費などを膨らませ実際工事代金の倍にあたる4600万ウォンを不当請求し2300万ウォン余りをつくった。延世大は「外部会計法人に依頼して特別監査を行った結果、チョン氏がこうした手口で1億8千万ウォン余りの学校予算を不当請求した事実を確認した」と明らかにした。

チョン氏は検察調査で「管財部長など上司の指示と決裁を得て慣行的に運営費(秘密資金)を作り執行した」と述べた。チョン氏はまた検察で「管財部の慣行で、去る10年間に休暇費用名目で餅代を受けとり、次長に進級した2000年からは直接資金を作った」として「私たち(管財部)だけでなく資金を触る他の部署でもこういう運営費造成は慣行的になされていること」と述べた。

このように造成された秘密資金は部署運営費や寸志、部長と職員たちの休暇費用支援、部長旅行経費とカード代金決済などの用途に使われたとチョン氏は述べた。チョン氏が検察に提出した2004年使用明細によれば△部長カード代金11回200万ウォン余り△部長中国訪問費100万ウォン△西大門区庁、竣工許可謝礼費28万ウォンなどが記されている。明細には前管財部長が総長夫人に渡した寸志100万ウォンも含まれている。これに対して前管財部長らは「チョン氏から金を受け取って使いはしたが、不法に造成された資金であるとは知らなかった」と話した。

延世大は「自主監査でチョン氏が横領した資金をどこで使ったのかは具体的に確認できなかったし、チョン氏の他には職員らの不正疑惑も出てこなかった」として「検察捜査の結果により追加不正があらわれれば校則により厳格に,処理する予定」と明らかにした。また「管財部以外に他の部署でも慣行的に秘密資金を作っているという主張は事実ではない」と釈明した。ファン・チュンファ記者 sflower@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/327203.html

原文: 訳J.S