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[単独] 空軍‘戦時作戦計画’紛失

原文入力:2011/09/30 10:15(1186字)


去る8月、乙支(ウルチ)訓練直後2・3級秘密2件 紛失
1ヶ月以上 経緯把握できず…‘作戦計画’組み立て直しの状況


←空軍F-15K 3機 空軍提供.


去る8月、乙支フリーダム ガーディアン(UFG)訓練直後、空軍が戦時空中作戦計画を定めた作戦計画を紛失し、関連機関が経緯調査を始めた事実が一歩遅れて明らかになった。軍当局は一ヶ月を越えても紛失資料を回収できないのはもちろん紛失経緯すら把握出来ない状態だ。

国防部関係者は29日「去る8月末(京畿道(キョンギド)烏山にある)空軍作戦司令部で軍事2級秘密1件と3級秘密1件がなくなり関係機関が調査中」とし「部隊内を隅々まで探しすべての車両に対する捜索までしたが紛失した機密を捜し出すことができなかったと理解している」と明らかにした。紛失した2級秘密は‘作戦計画3600’で、全面戦争勃発時の空軍の作戦計画を含んでいる。3級秘密は‘作戦命令2500’で、平時飛行訓練計画を扱った文書だと伝えられた。


戦時作戦計画が含まれ指揮所だけに保管しなければならない作戦計画3600の原本紛失により空軍は機密のコピーが配布されたすべての配下部隊に機密の使用中止指針を下した。軍事秘密が消えたり流出すれば秘密に含まれた行動計画の適用が中止され、調査を経て破棄などの手続きを踏む。代わりに新しい作戦計画を樹立しなければならない。結局、新作戦計画が樹立されるまでは空軍作戦に‘穴’が生じることもある状況であるわけだ。


軍は秘密書類が消えたことが確認されるや書類の行方を探す一方、紛失経緯の把握に乗り出した。しかし、未だ全く進展がない。軍関係者は「誤認による破棄である可能性が高く、その線で総括される可能性が高そうだ」と明らかにした。破棄期間が決められた他の秘密を破棄する過程で、破棄してはならない秘密まで破棄したと見られるという話だ。


だが、部隊外部に流出された可能性も排除できず、軍当局は苦悩中だと伝えられた。上級部隊の秘密を土台に下位部隊で作戦計画(例規)を作るのが普通だが、空軍作戦司令部はすべての空軍基地作戦を総括する最上級部隊であるため波紋が配下全部隊にも広がる可能性が高い。配下部隊で作った細部作戦計画まで全て新しく作成しなければならない状況になりうるということだ。


これと関連して空軍関係者は「訓練過程で2件の秘密が紛失し調査中であることは事実だが、どんな秘密なのかなどは明らかにできない」として「関連者問責などの措置が取られる予定」と明らかにした。 イ・スニョク記者 hyuk@hani.co.kr


原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/498696.html 訳J.S