本文に移動

リュ・ウイク‘あやふやな’対北朝鮮政策 乱打さる

原文入力:2011/09/14 22:27(1379字)


ソンチェ・ギョンファ記者


統一部長官候補の人事聴聞会
「南北関係の柔軟性を追求する」としつつも「政策維持」答弁
議員ら「具体性なし」「聴聞会用柔軟性か」と批判


←リュ・ウイク統一部長官候補者が14日午前、国会の人事聴聞会で固い表情で議員の質問を聴いている。リュ候補者は聴聞会での対処方法が書かれたメモを見ているのをカメラに捕捉され槍玉に上がった。メモには「からだを全体的に前屈みにして、反り返らないようにして下さい」「手にペンをずっと持っているようにし、メモを取らなくても取っているフリをして下さい」等が記されていた。 タク・キヒョン先任記者 khtak@hani.co.kr


14日リュ・ウイク統一部長官候補者の国会人事聴聞会で、与野党議員は南北関係の梗塞局面を打開するための具体的な方案などを問い質した。リュ候補者は「方法論的柔軟性を追求する」と答えたが、具体的な方法などを提示することはなかった。

リュ候補者は冒頭発言で「実質的な南北関係の進展を成し遂げるために方法論的柔軟性を追求する考えだ」として「人道的支援をはじめとする様々な部分で梗塞局面を打開するためにどんな措置が必要なのか、いろいろと検討している」と話した。


しかし議員たちは、リュ候補者が言及した柔軟性に具体性がないと批判した。 イ・ユンソン ハンナラ党議員は「候補者がどのようにするということなのか答が不十分で具体的なものがない」として「柔軟性の部分についても期待した答は出ていないが、統一部が“検討部”になってはいけない」と指摘した。 同じ党のホン・ジョンウク議員も「現政権が乳幼児に対する人道的支援や開城(ケソン)工業団地関連政策などに関して柔軟に接近したと言うことから見て、候補者の言う柔軟性というものが本当の柔軟性なのか聴聞会用柔軟性なのか区別がつかない」と皮肉った。


リュ候補者は柔軟性に言及しながらも、現政権の南北政策基調を維持して行くという意も明確にした。 北の天安(チョナン)艦・延坪島(ヨンピョンド)事件の謝罪が南北対話の先決条件であることも再確認した。 リュ候補者は天安艦・延坪島事件に対する北側の 先謝罪・後対話 など既存の対北政策基調を修正しなければならないのではないかという論議に対して「今は出口対策を議論する時点でない」と一蹴した。


リュ候補者は開城工業団地と関連しては「まもなく開城工業団地の第1工団(段階)入居が締め切られ、条件が整えば第2工団問題も検討する」と話した。 5万トン以下の小規模の対北とうもろこし支援に関しても「検討に値すると考える」と答えた。


パク・ソニョン自由先進党議員は「米国で応用化学分野の博士課程に在籍していたリュ候補者の息子が2009年5月、博士学位取得者だけが受験できる三星エスワンに特典採用された」という疑惑を提起した。これに対してリュ候補者は「息子の就職問題に介入したことは全くない」と答えた。


ソンチェ・ギョンファ記者 khsong@hani.co.kr


原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/496140.html 訳A.K