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対抗馬 キム・ファンシク 差し出し? それでも認知度でナ・ギョンウォン?

原文入力:2011/09/08 20:45(1562字)
あるいは‘第3の人物’?
ファン・ジュンボム記者


ハンナラ党、パク・ウォンスン対抗するソウル市長候補‘頭痛’


←キム・ファンシク国務総理が8日午前、国会本会議場に入りながらソウル市長選出馬意志に対する記者たちの質問を受けている。 キム・ミョンジン記者 littleprince@hani.co.kr


刷新派などで‘キム総理論’提起
本人は "適切でない" 難色
‘政府審判論’に繋がるか 憂慮


ホン・ジュンピョ代表と党内刷新派、親朴槿恵系の一部からキム・ファンシク総理差し出し論が絶えまなく続いている。行政経験を備え、全南長城出身であるためソウルの湖南(ホナム)票をかき集められるという理由からだ。ソウルのある議員は「今回の選挙は安定感、道徳性、能力のある人物で勝負をしなければならない。それにぴったり当てはまる人物がキム総理」として「キム総理が今は認知度が低いが、実際に候補になれば上がるに決まっている」と話した。

だが、キム総理は選挙構図を‘李明博政府審判論’にしてしまい不利だという党内憂慮がある。総理を差し出すことにともなう新総理候補人事聴聞会と、敗北時にはイ大統領とハンナラ党が被る打撃が大きいという点も負担だ。大統領府も否定的だ。イム・テヒ大統領室長は去る7日、記者たちに「可能性のないアイディア」としてキム総理差し出し論を一蹴した。キム総理本人も8日、国会で記者たちに「適切でない」と難色を示した。それでもホン代表は「キム総理は‘李明博の人’と見るのは難しい」として必勝カードに挙げている。


←ナ・ギョンウォン ハンナラ党最高委員が8日午前、ソウル、汝矣島の党事務所で開かれた最高重鎮連席会議に参加し席に向かって歩いている。タク・キヒョン先任記者 khtak@hani.co.kr


世論調査 ナ議員 支持高い
組織力・経験‘正面勝負’意見
住民投票時 "聖戦" 主張が負担


党内では「結局、ナ・ギョンウォンしかいない」という現実論が侮れない。世論調査での支持度が最も高いという理由からだ。<朝鮮日報>がメディアリサーチに依頼して7日 ソウル市民を対象に実施した世論調査で‘誰がハンナラ党候補になるのが良いか’という問いに、ナ最高委員が30.4%で1位を占めた。一度のソウル市長候補選挙戦と二度の党代表選挙戦等を通じて確かめられたそれなりの組織と経験も長所に挙げられる。彼女を支持する側では‘ハンナラ党の人’という正面勝負にも適合すると説明する。


チョン・モンジュン前代表もこの日 あるラジオ放送に出演し「党内に良い人が多いのに、毎度 選挙の度ごとに党外から人を探すことを国民がどのように見るかが心配だ」と話し、事実上 ナ最高委員に力を加えた。


だが、ナ最高委員はオ・セフン前ソウル市長の無償給食住民投票を "聖戦" と称し積極的に支持した点などが負担だ。この場合‘福祉拡大’を主張し住民投票を批判した朴槿恵前代表が総力支援に乗り出すにも限界があるだろうということだ。ソウルのある議員は「それでも巡り巡ってナ・ギョンウォンになりそうだ」と話した。


こうした中で本人の意志と関係なく、ソウル市政務副市長出身のチョン・ドゥオン議員の名前も挙がっている。チョン・ウンチャン前総理投入論も出てくる。昨年のソウル市長選挙戦にも出たキム・チュンファン議員はこの日 選挙戦出馬を宣言した。

ファン・ジュンボム記者 jaybee@hani.co.kr


原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/495561.html 訳J.S