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‘第2の龍山(ヨンサン)’耳目集中した‘明洞(ミョンドン)マリ’交渉妥結

原文入力:2011/09/08 17:44(1393字)
ホ・ジェヒョン記者


←8日午前 ソウル、中区(チュング)明洞のカフェ マリの前で明洞3区域対策委員会が施行会社との交渉妥結を知らせる記者会見を行っている。 写真 チョ・ソヨン ディレクター


‘第2のツリバン(丸い膳)’になるのか‘第2の龍山’になるのか、耳目を集めてきた明洞3区域撤去民らの戦いが7日夜、撤去民と施行会社との劇的な妥結で終わった。

撤去民側と施行会社は合意内容については具体的に明らかにしないことにした。しかし関係者たちの話を総合すれば、相当な水準で撤去民たちの立場が反映されたと見られる。

カフェ‘マリ’主人のソル・スゥニム(42)氏は8日<ハンギョレ>と行った電話通話で「合意内容に100%満足しているわけではないが、この間の戦いでとても疲れたし所期の目的は成し遂げたと考え合意することにした」と話した。


 撤去民と施行会社間で妥結するまでにソウル、中区庁の仲裁努力があった。中区庁はこれまで撤去民と施行会社間の27回に及ぶ交渉の席を直接用意した。地方自治体が乗り出し撤去民と施行会社の葛藤を仲裁し交渉妥結に至るようにしたことは今後他の地域で撤去民葛藤が発生した時の良い先例になるものと見られる。


 交渉を仲裁した中区庁関係者は「現実的に生計の根拠を失うことになる借家人の境遇を勘案し、法的補償の他に人間的にさらに補償すべきでないのかと施行会社を圧迫し、借家人たちにも願いどおりの補償は難しいので妥協するよう言うことで説得したが結果が良くて幸い」と話した。この関係者は「法的に商店の権利金問題がはやく解決されればこういう問題は再発しない」という願いも同時に伝えた。


 しかし明洞再開発と関連して依然 葛藤の火種は残っている。明洞3区域借家人11人とは別に、2,4区域借家人は依然として再開発施行会社と補償問題を巡り戦っている。2,4区域借家人中26世帯は明洞区域借家人対策委員会を結成し、現在 施行社と交渉を行っている。


去る5日、施行会社は2,4区域の借家人らと合意していない状態で撤去工事を強行し撤去民がクレーン車両上に上がり示威を行った。この日 7人の撤去民が警察に連行された。


 イ・グンヘ明洞区域借家人対策委員会委員長は「施行会社が3区域撤去の時のように暴力的な撤去はしないと言うが、いつ約束を覆すかも知れないため心配している」として「施行会社の強制により営業を終了させざるを得ない商店借家人たちの生存権を保障できる補償をして欲しい」と話した。

一方、明洞マリ闘争を支援してきた‘明洞解放戦線’市民たちは撤去民が市民たちと交渉過程を共有しないことに物足りなさを示しもした。ある市民は「ツリバンの時は、共同対策委が交渉状況を時々刻々と知らせたが、今回は何も聞いていない。 午前に交渉に行くと出て行き、夜には妥結したと言われれば3ヶ月間共にした者としては少し虚しい」と話した。


ホ・ジェヒョン記者、チョ・ソヨン ディレクター catalunia@hani.co.kr


原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/495464.html 訳J.S