原文入力:2011/08/26 23:41(1751字)
イ・ジェフン記者、シン・ソヨン記者、キム・ジョンピル記者
‘クァク教育長と候補単一化’パク・ミョンギ教授 逮捕
クァク教育長側 "オ・セフン市長 敗北後 政治的報復"
検察 "広範囲な口座追跡通じて金の流れ把握"
←クァク・ノヒョン ソウル市教育長(左側)とパク・ミョンギ ソウル教育大教授(右側)が昨年ソウル市教育長選挙を含む6・2地方選挙を一ヶ月後に控えた5月7日、ソウル、獎忠洞(チャンチュンドン)マンヘNGO教育センターで開かれた‘学生宗教人権保護のための制度改善誓約式’に揃って参加し誓約のため署名をしている。 シン・ソヨン記者 viator@hani.co.kr
検察が昨年ソウル市教育長選挙を控えてクァク・ノヒョン現ソウル市教育長と候補単一化に合意したパク・ミョンギ ソウル教育大教授を26日に逮捕したことは両者の不法な現金取引の端緒が出てきたためだ。現職ソウル市教育長を狙った捜査という点で、着手事実自体が相当な波紋を呼び起こすものと見られる。
検察は今回の捜査が初期段階と明らかにしている。検察関係者は「ひとまず(逮捕した)パク氏らを調べてみなければならない」と話した。彼はクァク教育長がかかわった可能性についても「もう少し時間をかけてみよう」として余地を置いた。検察はパク氏側に初めてお金が流れた時点である2月から問い詰めた時、選挙法の控訴時効(6ヶ月)がいくらも残っておらずパク氏の逮捕を急いだと伝えられた。しかし、すでに広範囲な口座追跡を通じて金の流れを把握しており、それを根拠に裁判所から逮捕令状の発行を受けたという点で検察捜査は相当な程度にはかどっている可能性が高い。
検察はパク氏の弟の口座に金が入った事実と共に、その金を振り込んだのがクァク教育長と懇意な間柄であるK氏ということも確認したと分かった。パク氏兄弟の調査が終り次第、検察はK氏も召還する方針だ。検察はクァク教育長側が‘候補単一化’に応じたパク氏側に候補登録当時に選管委に出した預託金(5千万ウォン)に‘プラスα’を乗せたものではと疑っている。
昨年のソウル市教育長選挙を‘復碁’してみれば、パク教授は進歩陣営の候補単一化選挙戦に参加せず独自候補として登録し選挙運動を継続し、投票の2週前の5月19日にクァク教育長と候補単一化に合意した。クァク教育長の選挙運動本部で当時会計責任を引き受けたある関係者は「パク教授側が単一化の条件として選挙費用の補填要求をしてきて何度も交渉をした」として「だが、クァク教育長が‘無条件単一化をしなければならないが、条件なしの単一化でなければならないとし、金銭問題が関連した単一化は絶対にありえない’と話したのでそんなことはなかっただろう」と話した。‘闇取り引き’をした筈がないということだ。
当時、パク教授側選挙運動本部を経てクァク教育長側選挙運動本部で仕事をしたある関係者は「パク教授側からクァク教育長にお金を要求し、クァク教育長が当選した後にパク教授が直接クァク教育長の自宅を訪ねて行ったという話も聞いた」として「パク教授は(金を)受けたかっただろうが、クァク教育長は与えなかった」と言った。
クァク教育長側はパク氏が受けている容疑を強力に否認しながら‘政治的背景を持った捜査’として検察を猛非難した。パク・サンジュ ソウル市教育長秘書室長は「無償給食住民投票がオ・セフン市長側の敗北で終わった後、捜査結果を流した点に照らしてみる時、明確に政治的な意図を持った捜査」と主張した。
だが、検察がすでにパク氏と彼の弟はもちろん、彼らと関連する口座の入・出金内訳を隅々まで追跡し根拠資料を確保した状況なので‘捜査初期’という検察の説明を額面通りに信じることは難しい。最悪の場合、クァク教育長が検察に召還され調査を受ける可能性も排除することはできない状況だ。 イ・ジェフン、キム・ジョンピル記者 nang@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/493604.html 訳J.S