原文入力:2011/08/27 22:40(2261字)
ホ・ジェヒョン記者
27~28日‘4次希望バス’ソウル行事
ペク・キワン "主人は労働者"
ムン・ジョンヒョン "済州(チェジュ)ために希望の飛行機を"
キム・ジンスク "ビクともしなかったクレーンに少しずつ変化が…"
←27日4次希望バス光化門(クァンファムン)行事で参加した市民たちが "整理解雇撤回せよ" を叫んでいる。写真 ホ・ジェヒョン記者 catalunia@hani.co.kr
ソウル、光化門、清渓広場が27日夕方‘希望のロウソクのあかり’で赤く染まった。4次希望のバス行事のためにロウソクのあかりを持ち清渓広場に集まった5千人余りの市民は 「整理解雇撤回」を叫び深夜まで文化祭を楽しんだ。青い作業服を揃って着た韓進重工業解雇労働者が隊列の一番前に立った。
←27日、4次希望バス行事で五千人のロウソクのあかりが清渓広場を赤く染めている。 写真ホ・ジェヒョン記者 catalunia@hani.co.kr
希望のバス行事は夕方7時頃、万民共同会で始まった。双龍(サンヨン)自動車解雇労働者、韓進重工業解雇労働者、バレオ空調コリア、コルト・コルテク労働者が先に舞台に上がり演説した。
キム・ジョンウ双龍自動車支部長は「双龍自動車大量解雇以後、15人が亡くなった。これ以上の死を防がなければならない。希望のバス参加者が非正規職と整理解雇のない世の中を共に作って欲しい」と訴えた。
韓進重工業から解雇された労働者チョン・キウォン氏は「チョ・ナムホ韓進重工業会長が国会に出席し頭を下げたが、何かを間違えたと考えて頭を下げたのだろうか、自分を保護する李明博政府が有難くて下げたのかわからない」として「李明博政府は韓進重工業解雇問題解決に積極的に乗り出せ」と訴えた。
希望のバスを応援するためにペク・キワン先生とムン・ジョンヒョン神父が順に舞台に上がった。
ペク・キワン先生は「私たちの社会の主人は資本家ではなくて労働者」として「私たちは世の中を転覆させようというのでもなくキム・ジンスクを生かし非正規職をなくそうということだ。李明博大統領が出てきて韓進重工業問題を解決してくれ」と主張した。支えを必要とするほど体調が悪いペク・キワン先生は、演説する時だけは声が朗々と響いた。
←27日4次希望バス行事に参加したペク・キワン統一問題研究所所長が演説している。写真 ホ・ジェヒョン記者 catalunia@hani.co.kr
済州江汀マウルで海軍基地建設反対運動をして去る24日連行されたムン・ジョンヒョン神父は、市民らに「希望の飛行機に乗って欲しい」と訴えた。ムン・ジョンヒョン神父は「平和の島、済州に相応しくなく政府はあらゆる手段を動員して海軍基地を建設しようとしている」として「済州のために希望の飛行機に乗ろう」と演説した。
27日、234日目の高空籠城を続けているキム・ジンスク民主労総釜山(プサン)本部指導委員が電話連結を通じて市民らと会った。キム指導委員は落ち着いた声で5分余り演説した。キム指導委員は「いつのまにか季節が秋に入り込んでいる。暗黒天地だったクレーンに部分的ではあるが電気が入り、昨日は本が上がってきた」として「ビクともしなかったクレーンに少しずつ変化が訪れてきたことは希望のバスの皆さんの力だ」と感謝した。彼女が最後に「必ず皆さんと共に勝利の喜びを分かち合う。その日まで笑みをもって最後まで共に闘争」と叫ぶと市民らも共に 「闘争」と応じた。
市民はキム指導委員が演説をする5分余の間、息を殺して厳かに彼女の声を傾聴していた。
日本の市民労組‘なかまユニオン’会員5人が希望のバス行事を訪れた。なかまユニオンの井手窪啓一委員長は「一般市民がこのように韓進重工業解雇撤回のために戦っていることが本当にすばらしい。希望のバスは日本にも大きな影響を及ぼしている」と話し市民たちを励ました。彼らが韓国語で直接「闘争」 を叫ぶと市民も共に「闘争」と応えた。
韓進重工業解雇労働者家族対策委会員たちが舞台に上がり踊ることもした。十人余りの解雇労働者の夫人たちは舞台で‘チョジンタルペンイ’の‘狎鴎亭(アックジョン)の遊び人’という歌に合わせて踊った。市民はぶらぶら揺れるような動作で踊る彼女たちに熱烈に拍手し励ました。
4次希望のバス万民共同会行事には先月一ヶ月余に及ぶハンストでやつれたノ・ヘチャン、シム・サンジョン前進歩新党代表が揃って参加し目を引いた。チョン・ドンヨン民主党議員も舞台の一番前でiPadを活用してツイッター現場中継を行ったりした。ある市民は希望のバス市民たちの疎通道具であるツイッター旗を持ち出し市民の歓迎を受けた。
大韓民国オボイ(父母)連合会員50人余りが一時、清渓(チョンゲ)広場の後方を利用して希望のバス行事場所に乱入しようとしたが、警察が制止し特別な摩擦は起きなかった。警察は光化門交差点一帯を機動隊バスで完全封鎖し警備兵力112中隊9千人を投じたが、市民らの清渓広場出入りを止めることはなかった。
ホ・ジェヒョン記者 catalunia@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/493632.html 訳J.S