原文入力:2011/08/21 17:00(1743字)
ソン・ヨンチョル記者
‘身勝手’行動 後暴風 激化…ホン・ジュンピョ代表 腹が立ち記者懇談会も取り消し
“住民投票 督励も中断”“除名させねば”等 反応 激烈
←オ・セフン ソウル市長が21日午前、ソウル西小門の市庁別館で '無償給食住民投票' 結果に市長職を賭けるという内容の記者会見を行う間、涙を拭っている。 キム・ジョンヒョ記者 hyopd@hani.co.kr
無償給食住民投票に市長職を賭けたオ・セフン ソウル市長の‘身勝手’行動を巡り、ハンナラ党内の後暴風が激しい。住民投票成功可否と関係なくオ市長の与党内での立場が極度に狭まるだろうという展望が出ている。
ハンナラ党は21日、オ市長が党の丁寧な引き止めを振り払い無償給食住民投票に市長職を賭けると発表するや、当惑と怒りで大騒ぎになった。ホン・ジュンピョ代表はキム・ギヒョン スポークスマンの論評を通じて「野党の反民主的な住民投票拒否策動に市長の去就を連係させることをを党としては受け入れがたい」と、オ市長の市長職連係を認めなかった。ホン代表は前日、チョン・ドゥオン汝矣島研究所長などとオ市長に会い「市長職を住民投票と連係させれば、党次元の支援を打ち切る」とまで圧迫したが効果がなかった。ホン代表は21日予定した記者懇談会も取り消した。イ・ポムレ秘書室長は「ホン代表がひどく腹を立てたようだ」と語った。
ナ・ギョンウォン、ナム・ギョンピル最高委員も、オ市長の市長職連係に反対した。ナ最高委員は「市長職を賭けてはいけない事案」と言い、ナム最高委員も「市長職は住民投票参加率を高めるために賭けられる椅子ではなく、それはソウル市民とハンナラ党に対する最小限の礼儀にもとる」と批判した。
ソウル市国会議員らの反応は一層激しかった。“背信者”、“利己主義者”、“人の足を引っ張る鬼神”という荒っぽい単語も加減することなく飛び出した。議員らはオ市長の辞退が来年のソウル地域総選挙に決定的な悪影響を及ぼすだろうとして脅威を感じている。ク・サンチャン議員は「住民投票の開始から市長職連係まで党の状況は全く考えずに自らの政治的姿勢だけに固執した」として「ハンナラ党の議員らに来年の総選挙で皆死ねという話ではないか」と語った。ある初当選議員も「オ市長がソウル市のハンナラ党議員らに向かって‘住民投票督励活動を熱心にしなければ、あなた方は来年に野党がソウル市長を占めた状況で苦しい総選挙を行うことになりかねないと‘自爆性脅迫’をしたといわざるを得ない」として「完全に人の足を引っ張る鬼神ではないか」と話した。また別のある初当選議員も「オ市長が飛び降りることもできない汽車にハンナラ党議員らを乗せて一方的に運転している」と批判した。
オ市長を党から除名しなければならないという反応まで出てきた。ある当局者は「党の公認を受けてソウル市長になった人が、党の意見を完全に無視し一人で決めた」として「こういう方法でやるならば党から除名しなければならない」と話した。
今まで行ってきた住民投票参加督励活動をもうやらないという発言も飛び出した。 ク・サンチャン議員は「オ市長に裏切られた感じだ。この間、朝早く出て行き投票参加を促してきたが、もうやめる」と話した。また別のある議員は「住民投票を督励することは正当な民主的手続きにともなう名分ある行為だが、オ市長を生かすために投票を督励することは別の問題」と話した。
党周辺ではオ市長が今後どのような行動をしようが、党の衆知に逆らった今回の決定は相当な障害物になるだろうという話が出ている。あるソウル初当選議員は「住民投票発議から市長職連係まで独断的な決定をしたことは、今後 オ市長の政治的歩みにとって継続的にマイナスに働くだろう」と話した。
ソン・ヨンチョル記者 sychee@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/492649.html 訳J.S