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鄭夢準が否認する「私財提供=大統領選への歩み」

原文入力: 2011/08/16 21:38(1298字)
イム・インテック 記者

「大統領選挙のみ意識してしたら、私自分にとって不名誉」
「独島発言-財団設立-出版記念パーティー」
加速ペダル観測も

現代一家の私財出演をきっかけに、鄭夢準(チョン・モンジュン)元ハンナラ党代表の大統領選挙への歩みが、今、注目されている。去年6月、党代表辞任以後、政治の表舞台を退いていた鄭元代表が、大統領選挙への歩みの加速ペダルを踏むのではないかとの観測も出ている。
鄭元代表などが5千億ウォンを出資して設立する社会福祉財団(牙山分かち合い財団)は、基金規模だけで見れば国内最大の福祉財団となる。鄭元代表は16 日、このような内容の社会福祉財団設立計画を発表する現代側の記者会見に参加しなかった。自分がイベントの表舞台に出る場合、「大統領選挙を狙った白々しい行為」との批判が出る可能性を警戒したようだ。彼はこの日、マスコミとのインタビューで、「大統領選挙のみを意識していたら、私自分にとって不名誉で、 私が哀れだ。政治は名誉をかけて行わなければならないし、『死に物狂いで』する政治は良くない」と述べた。

ある側近議員は、「周辺に、 (大統領選出馬者として) 財産を社会に還元せねばならないのではないか、との意見が多かった」と伝えた。近い側近は最近、周辺に「すなわち大きいことを打ち出す」と言って来たことが伝わった。別の側近議員は、「お父さん(故鄭周永会長)が行ったことに安住するより、その意をくんで、それなりの奉仕と貢献をするということ」と言いながら、「来月位には、大統領選挙への歩みが本格化な内容に変わるだろう」と言った。

鄭元代表は来月6日、自伝エッセイ出版記念会を開く。この出版記念会には政治的盟友である李洪九(イ・ホング)元総理などが参加するなど、実質的な大統領選挙出馬式の意味を帯びると、ある側近議員は伝えた。

鄭元代表は政策的でも自分の新しいカラー構築のために念を入れている。8月に入って独島・慰安婦問題など、韓日関係に対しても声を高めているのが代表的だ。

先週、呉世勲(オ・セフン)ソウル市長が次期大統領選挙への不出馬を宣言して、彼の政治的生命に力を加えた側面もある。朴槿恵(パク・グネ)前代表と呉世勲市長、金文洙(キム・ムンス)京畿道知事に続き、与党大統領候補中、支持率4位に留まっていたが、2~3位圏へジャンプする機会を得たからだ。ある議員は、「大衆的認知度は最高点なのに、過去のような高い支持を確保する爆発的きっかけがない」と話した。

政界では、彼の政治的未来が、現代の最高経営者出身である李明博大統領と関連しているという話も出る。国民が、現代グループ出身に続けて大統領職を任せるのかの疑問のある状況で、李大統領が政治的に失敗する場合、鄭元代表が大統領選挙での過程で困難を経験することになるという観測だ。

イム・インテック記者 imit@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/492014.html 訳 M.S