原文入力:2011/08/15 22:16(1568字)
イ・テヒ 記者
孫鶴圭「独島ドクトリン」背景
「政府がアメリカの日本偏向政策に憂慮示すべき」
外交部側 米刺激憂慮「反対キャンペーン不適切」
↑孫鶴圭(右側) 民主党代表が15日、午後国会代表室で光復節66周年を迎え声明を発表している。この日、独島現地で記者会見をしようとしていた孫代表は、気象悪化により独島訪問を取り消した。左側は鄭長善(チョン・ジャンソン)事務総長。イ・ジョンウ先任記者 woo@hani.co.kr
孫鶴圭(ソン・ハッキュ)民主党代表が15日発表した声明を、民主党では「独島ドクトリン」と呼んだ。この声明の中心は、独島の領有権問題と韓米日三角協力関係を関連付けさせるというものだ。独島問題の本質は、日本政府が固守している侵略主義的政策だ。アメリカの東アジア協力の枠組みは、韓米関係と米日関係、そして韓米日関係で構成される。アメリカが軍事協力で米日関係により重点を置いたことは、昨日、今日のことではない。しかし、日本が侵略主義的態度を捨てない状況で、アメリカが領土問題でも日本を肩を持つことは、危険な徴兆であるというのが民主党の認識だ。
朴仙淑(パク・ソンスク)戦略広報本部長は、「一部極右の主張だった日本の独島領有権主張は、今では日本教科書に載せられるほど日本政府全体として積極的に進行されている」、「こんな状況で、アメリカが公式文件で主権問題に対して日本の要求を聞き入れたことは、北東アジアの安定を壊す行為として憂慮せねば
ならない」と言った。 外交通商部長官出身である宋*淳(ソン・ミンスン:*は冠が「日」で下に「文」)議員も、
「アメリカの誤った政策が北東アジアで韓米日協力関係を害しているということは明らかな事実であり、これは野党からではなく政府として、公式的に憂慮を表明せねばならない問題」と指摘した。
民主党では独島に対する原則を「堂々とした外交」で行くことだと表現した。孫鶴圭代表は、「それでも
静かな外交原則をあきらめて、今すぐ軍事的なデモをするということはない」と言った。洪準杓(ホン・ジュンピョ)ハンナラ党代表の海兵隊独島配置発言を批
判した部分だ。孫代表は、「私たちは (領土問題に対しては)
明白かつ断固たる立場を取るということ」と説明した。李庸燮(イ・ヨンソプ)代弁人は、「静かな外交を一部では『屈辱的外交』たと言うが、これを「堂々と
した外交」に切り替えるという意味」と説明した。
民主党は、一応、李明博政府の外交的失敗に対して、国会で責任を問うという態勢だ。鄭長善事務総長は「アメリカと非常に親しいという李明博政権で、アメリカは日本肩を持ち、日本と非常に親しいという李明博政権で、日本は独島領有権主張をより露骨に立てている」と「そのようになった理由に対しては、国会で糾明しなければならないじゃないか」と言った。
外交部当局者はこれに対し
て、「アメリカの『日本海単独表記』方針をもってアメリカの政策が日本偏向的だと規定してネガティブな反対キャンペーンをすることは、外交的に不適切と思われる」と述べた。彼は、「アメリカは、東海の地理的名称をどのようにするかに関する国際社会のコンセンサスがないという点を認識しているので、来年、国際水路機構総会で日本が日本海単独表記を貫徹させるのは容易ではない情勢と見なさなければならない」とその理由を説明した。アメリカを刺激するよりは、外交的な経路を通じてこちらの要求を通させることが正しいという反論だ。
イ・テヒ記者 ス・ウォンジェ記者 hermes@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/491867.html 訳 M.S