原文入力:2011/08/12 15:54(1035字)
"亡国的ポピュリズムか、きちんとした大韓民国かの契機"
18日 不在者投票 予定…民主党 "選挙法違反"
←李明博大統領. 大統領府カメラマン団
李明博大統領が来る24日に実施されるソウル市無償給食住民投票で必ず勝利しなければならないという立場を明らかにし論難が起きている。ソウル市の住民投票に大統領府が立場を表明することは適切でないという野党の批判が提起され、与党からも今回の住民投票が‘李明博審判論’へ拡大しかねないという憂慮が出てきている。
<朝鮮日報>は12日 大統領府核心関係者の話を引用して「‘イ大統領が今回の投票で与党がソウル市と力を合わせてなんとしても勝って欲しいという希望を強く持っている’と話した」と報道した。この新聞はまた「イ大統領が今回の無償給食投票結果を亡国的ポピュリズム(大衆迎合主義)が継続されるのか、あるいは大韓民国がきちんとした道を歩めるかを判断することになる重要な契機と考えている」と伝えた。
日程上、当日投票が難しいイ大統領は18日に不在者投票に参加すると発表された。今回の住民投票は投票率を引き上げることが最大争点であり、その意味ではイ大統領がソウル市の立場を公開的に支援するわけだ。
しかし一部ではイ大統領のこのような行動がむしろ住民投票に逆効果をもたらすという分析も提起されている。ややもすれば大統領府が前面に出る場合、住民投票が政治的なイシューになり‘MB審判論’に連結されかねないためだ。そのために大統領府参謀は住民投票を強行するソウル市をどうすれば効果的に助けられるかを苦悩していることが分かった。
民主党はイ大統領のこのような言及が住民投票法違反であり、選挙法違反だと明らかにした。キム・ジンピョ民主党院内代表は12日 国会で開かれた最高委員会で 「選挙管理委員会はイ大統領の発言が選挙法に違反したものか徹底的に調査することを望む」と話した。
一方、また別の大統領府関係者は「イ大統領が無償給食と関連して必ず勝って欲しいという趣旨の話をしたことはない」と明らかにして<朝鮮日報>報道を巡り大統領府内で混線があるような姿も見せている。
デジタルニュースチーム
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/491536.html 訳J.S