本文に移動

弘益大(ホンイクデ)前、外国人旅行客の‘メッカ’に浮上

原文入力:2011/08/07 21:32(1653字)
イ・スンジュン記者

独特の公演・クラブ文化にゲストハウス‘わいわい’
空港利用に便利で鍾路(チョンノ)・東大門(トンデムン)へ行くにも容易

←タイから来た旅行客が7日午後、一般ホテルの代わりに泊まっているソウル、麻浦区(マポグ)、延南洞(ヨンナムドン)のあるゲストハウス共用ルームでマネジャーが用意してきた韓国菓子を味わいながら話を交わしている。写真右側にはこの間、そのゲストハウスに滞在していった宿泊客が残した写真とメモが見える。 イ・ジョンア記者 leej@hani.co.kr

去る5日午後、ソウル、麻浦区(マポグ)、延南洞(ヨンナムドン)も路地にあるゲストハウス‘スタジオ41番街’は700m余り離れた弘益大前通りとは異なり閑静だった。代わりに4階の共用休憩室の一方の壁には、そこに立ち寄った多様な国籍の外国人が明るく笑うポラロイド写真が大量に貼られていた。ある日本人女性宿泊客はマネジャーのキム・ハナ(27)氏に目礼をしながら部屋に入った。キム氏は「ヨーロッパ、アジア、南米など世界中のあちこちから旅行者がくる」として「この頃はシーズンであり、11部屋のすべてが埋まりとても忙しい」と話した。

旅行者が安い価格で休めるゲストハウスが弘益大周辺各所に開業し、一帯が外国人旅行客らの‘メッカ’になっている。現在、地下鉄(空港鉄道・2号線)弘大入口(ホンデイプク)駅を中心に延南洞、東橋洞、西橋洞一帯に30ヶ所を超えるゲストハウスが営業中だ。大部分が2~6人共用寝室(ドミトリー)形態で運営されており、宿泊費も1人当り1泊2万~3万ウォンで安上がりだ。

元来ゲストハウスは1997~2000年に外国人観光客が頻繁に訪れるソウル、鍾路(チョンノ)と明洞(ミョンドン)を中心にできた。だが、2年前から弘大の独特の路上文化・クラブ文化を求めて訪れる外国人が増え、ゲストハウスの中心地が弘大に移動し始めた。また、昨年12月に空港鉄道弘大入口(ホンデイプク)駅が開通しゲストハウスの密集度は一層高まった。

去る4月に開業したスタジオ41番街のマネジャー キム氏は「空港鉄道の開通で空港接近性が良くなり、地下鉄2号線を利用して鍾路、東大門などに簡単に行くことができる点で旅行者に好かれているようだ」として「釜山、大田など地方に用事がある外国人たちも宿舎はここに決める」と伝えた。彼女は「バックパッカーたちだけでなく地方にいるネーティブ教師、学院講師が週末に弘大クラブに遊びにきて一日二日泊まって行くケースも多い」と付け加えた。

去る3月に開業した‘ペンシル ゲストハウス’のユ・ドンジュ(33)社長は‘弘大文化’を長所に挙げた。彼は 「他の所では夜間に多様なことを経験できないが、弘大周辺は公演・展示などの文化芸術行事とクラブ文化などを経験でき外国人旅行客が魅力を感じるようだ」と説明した。

‘ホステル ドットコム’等、旅行情報ホームページを通じてこちらを知ることになった旅行者たちのうわさも広がり、他の旅行者たちの利用につながっている。

女性専用ゲストハウスも開業した。女性・青少年向けの本で有名な図書出版‘もう一つの文化’は東橋洞の住宅街に位置した事務室の余裕空間を活用して、去る1月‘もう一つの文化 屋根裏部屋’という名前の女性専用ゲストハウスを始めた。 代表のユイ(ニックネーム・50)氏の外国バックパック旅行経験が土台になった。彼女は 「一人で旅行する女性の場合、我が国では安全問題や費用問題で宿泊が不便な点があるが、女性たちが安心してゆっくり泊まれる所を用意したかった」と話した。

イ・スンジュン記者 gamja@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/490786.html 訳J.S