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軍‘天空の司令部’来月 韓半島に登場

原文入力:2011/08/01 21:34(1211字)
イ・スニョク記者

‘ピースアイ’1号機、2日 到着
韓半島全域 24時間 監視
艦艇1000隻余り 同時探知
1機当たり価格 4000億越える

‘私は戦闘指揮司令部’と呼ばれる空中早期警報統制機(ピースアイ・peace eye)が来る9月から我が国領空で運用される。
防衛事業庁は‘ピースアイ’1号機が米国、シアトルのボーイング社工場で韓国空軍試験評価チームによる現地試験検査を完了した後、2日午後に空軍金海基地に到着すると明らかにした。我が国はボーイング社のE-737空中早期警報統制機を導入し‘ピースアイ’という名前を付けたが、今年の1号機を手始めに来年までに4機が導入される予定だ。今回国内に初めて持ってきた1号機は防衛事業庁主管の下で運用試験飛行と最終受諾検査などを経て来月初めに空軍に引き渡される予定だ。

空中早期警報統制機は敵航空機の侵入など情報を探索し、あらかじめ知らせる空中早期警報機(Airborne Early Warning)と味方の迎撃機を指揮・統制する空中指揮機(Airborne Command Post)機能を同時に遂行する航空機を称する言葉で、独自の空中監視・早期警報・迎撃管制など空中指揮統制が可能な最先端戦略情報機だ。

わが国空軍が導入するE-737は360度全方向に空中と地上を探知し監視できる多機能電子走査配列(MESA)レーダーを装着している。空中の戦闘機やヘリコプターなど各種航空機はもちろん、海上の高速艇と護衛艦など艦艇1000隻余りを同時に探知することができる。 地上レーダーが脆弱な分野の山岳地形から浸透する低高度飛行機も見つけることができる。探知距離は半径370kmであり、後方側観測幅を狭めれば前方側の実際観測距離は500kmまで増やすことができる。 優れた性能に見合い価格も高く1機当たり価格が4000億ウォンを超える。

ボーイングが独自生産し引き渡した1号機とは異なり、2~4号機は現在、韓国航空宇宙産業(KAI)で体系組立中だ。 この作業にはLIGネクスウォンなど国内防衛産業業者が参加しており、来年中に韓国空軍に引き渡される予定だ。

国防部キム・ミンソク スポークスマンは 「戦時、レーダー基地は1順位攻撃対象なので相当数が破壊されざるを得ないが、‘ピースアイ’があれば、このような場合にも敵航空機などの動きを詳細に把握できる」として「作戦時間が6時間ほどの‘ピースアイ’ 4機が来年に導入され運用に入れば24時間 北韓領空・領海に対するリアルタイム監視が可能になる」と話した。

イ・スニョク記者 hyuk@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/489999.html 訳J.S