原文入力:2011/08/01 08:52(1160字)
イム・インテク記者、ソン・ウォンジェ記者、チョン・ナムグ記者
政府、仁川空港で制止 未明に送り返す…日本の議員3人 今日 入国強行
日本 自民党議員らの鬱陵島(ウルルンド)‘視察’を事実上主導した専門家が31日、韓国入国を制止され帰ったことが確認された。自民党議員3人はも予定通り入国を強行する方針を明らかにしており、外交的摩擦が増幅される憂慮が出ている。
この日夜、入国が拒否された人は‘右派の独島(ドクト)学者’として知られている下條正巳 拓殖大学教授だ。日本の独島領有権を主張してきた下條教授は31日夜9時30分、仁川空港に到着したが入国不許可となり入国審査台を通過できなかった。結局、空港内で3,4時間留まり1日未明の飛行機で帰ったと伝えられた。元々は下條教授は1日に議員らと共に金浦空港から入国する予定だったが、‘迂迴路’を先に試みたわけだ。与党高位関係者は「(下條教授は)今回の鬱陵島訪問の実際の主導者であり(韓国政府が入国拒否措置を知らせていた状況で)試しに‘先発隊’として来たようだ」と話した。
これに先立ち30日には新藤義孝 自民党領土に関する特命委員会委員長代理(衆議院)が記者会見を行い、自身を含むだ3人の議員が鬱陵島(ウルルンド)を‘視察’するため1日午前 予定通り韓国へ向かうと明らかにした。新藤議員は 「視察中止を要請した石原伸晃 党幹事長が‘議員個人の資格’で行くことを条件に訪韓を許容した」と話した。
政府当局者は31日「身辺安全確保が難しく両国関係に及ぼす否定的影響などを勘案してこれら議員の入国を許容できないという立場に変わりがない」として「これら議員が1日午前、金浦空港におりれば入国審査台で審査官が入国を許さず送りかえす」 と明らかにした。イ・ジュヨン ハンナラ党政策委議長もこの日「日本自民党議員が入国を強行することはまた別の形の侵略行為」として、政府の入国不許可方針を再確認した。
日本政府は新藤議員らの韓国入国が挫折する場合‘友好国議員に対する待遇として適切でない’として外交経路を通じて公式抗議すると伝えられた。
独島と関連した外交的事案を国内政治と連係させようとする両国政界の行き過ぎた外交介入を警戒する声も出ている。ある外交消息筋は「今とは違う物静かな対応を支持する意見に立脚しなければならない」と話した。 イム・インテク、ソン・ウォンジェ記者、東京/チョン・ナムグ特派員 wonje@hani.co.kr
原文: 訳J.S