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日本 議員3人、1日 韓国入国 強行

https://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/489767.html

原文入力:2011/07/31 22:02(1170字)
ソン・ウォンジェ記者、チョン・ナムグ記者

‘独島(ドクト)は日本領土’防衛白書 明日出る模様…両国 外交葛藤 増幅憂慮

日本の自民党議員3人が鬱陵島(ウルルンド)‘視察’のための韓国入国を強行すると明らかにし、韓国政府は彼らを空港入国審査台で送りかえすという方針を繰り返し確認した。また、日本政府が‘独島は日本領土’という主張を含む<防衛白書>を2日に公開すると発表し、両国間の外交的葛藤が高まりかねないという憂慮が出ている。

新藤義孝 自民党 領土に関する特命委員会委員長代理(衆議院)は30日に記者会見を行い自身を含む3人の議員が鬱陵島を視察するために1日午前 予定通り韓国へ向かうと明らかにした。当初4人が行くことになっていたが、平沢勝栄議員は日程が重なり行かないことになった。新藤議員は 「視察中止を要請した石原伸晃 党幹事長が‘議員個人の資格’で行くことを条件に訪韓を許容した」と話した。

これに対して韓国政府当局者は31日「身辺安全確保が難しく両国関係に及ぼす否定的影響などを勘案し、これら議員の入国を許容できないという立場に変わりがない」とし「これら議員が1日午前に金浦(キンポ)空港に降りれば入国審査台で審査官が入国を許さずに送りかえす」と明らかにした。

日本政府は新藤議員らの韓国入国が挫折する場合‘友好国議員に対する待遇として適切でない’として、外交経路を通じて公式抗議すると伝えられた。‘韓国議員の入国禁止’等の正面対抗措置を取るか否かは日本国内の世論と政界動向を見て決めるものと見られる。もし日本政府が正面対抗強度を高める場合、2日に発刊が予定されている日本<防衛白書>の独島領有権記述と相まって韓国政府の強硬対応を注文する国内世論も一層増幅される可能性が高い。

独島と関連した外交的事案を国内政治と連係させようとする両国政界の行き過ぎた外交介入を警戒する声も起きている。執権民主党と領土外交問題で角を立てようとする日本自民党議員らの意図的挑発に一次的責任があるが、韓国政界も過度な対応に出ることにより韓国が実効的に支配していいる独島問題を国際的論議の的に浮上させるという外交的損害を自ら招来したのではないかとの指摘が出ている。

ある外交消息筋は「外交が政治に引きずられ感情におぼれれば決して我々に有利ではない」 として 「今とは違う物静かな対応を支持する意見に立脚しなければならない」と話した。

ソン・ウォンジェ記者、東京/チョン・ナムグ特派員 wonje@hani.co.kr

原文: 訳J.S