原文入力:2011/07/27 22:08(1007字)
26~27日の豪雨で一戸建て住宅120余世帯が集まって住んでいるソウル、瑞草区(ソチョグ)、良才(ヤンジェ)1洞のホンチョンマウルでは60余世帯が孤立するなど修羅場になった。山側に近い一戸建て住宅に住んでいたク・ハクソ新世界会長の夫人ヤン・ミョンスク(63)氏も地下室の浸水状況を確認しに行き水に落ちて亡くなった。
この日朝8時から牛眠山(ウミョンサン)の麓で木と土が泥水と共に村内の道路に流れ落ち、牛眠山自然生態公園にある湖の堤防が崩れ水は急速に増えた。村の道路周辺に駐車していた車両数十台余りは住宅の塀に突っ込み、幅8m余りのアスファルト道路は全て掘り返された。一日中雨が降り増えた水は町内路地を急流の流れる渓谷にした。
村の住民チェ・某(42)氏は「以前にも雨が多く降れば足首まで水がたまったことはあったが、ここまでなることはなかった」として「湖の堤防が崩れ水が増えたようだ」と話した。30年間この村に住んでいるというある住民も「午前に降った雨で車3台が流されてきて家の塀を押し倒し中庭まで入ってきた」として「水道・電気・ガスなどは来ているが、不安で使えない」と伝えた。住民たちは夜中に雨がさらに降り増えた水の流れが住宅の塀を押し倒すのではと不安そうだった。
一方、この村の住民ク・ハクソ新世界会長の夫人ヤン・ミョンスク氏もこの日午前9時頃、地下室の浸水状況を確認しに降りて行き、突然水が押し寄せてきて水中に落ちて亡くなった。警察関係者は「山から流れてきた土砂が地下室のガラス窓を破り押し寄せてきて、ヤン氏がそれを確認するために地下室に降りて行ったと見られる」として「突然増えた水が地下室に押し寄せてきて溺死したと推定される」と明らかにした。「ヤン氏が亡くなった当時、家には嫁、孫、家政婦が一緒にいたが、水を汲み出す道具を取りに席を外した間に起きたと見られる」と警察関係者は伝えた。 ヤン氏の遺体は江南区(カンナムグ)、逸院洞(イルォンドン)の三星ソウル病院に安置された。
パク・テウ記者 ehot@hani.co.kr
原文: 訳J.S