原文入力:2011/07/22 20:55(1242字)
キム・グァンス記者
警察はバス運転手に‘搭乗者名簿くれ’圧迫
釜山、韓進重工業整理解雇事態と関連して釜山市と釜山影島区が30日に予定された3次希望バスの釜山訪問反対運動を積極的に後押ししている情況が明らかになった。 警察が2次希望バスを運行した運転手らに身上情報を問い質すなど圧迫を加えた事実も確認された。これは釜山市と警察が3次希望バスを阻止するために組織的に介入しているという野党の主張を後押しする。
民主労働党釜山市党は22日に記者会見を行い、韓進重工業影島造船所がある影島区の自治行政課職員2人が去る15日と21日、11棟ある住民自治センター(町役場)行政担当と洞長に送った2件の電子メールを公開した。電子メールには「30日に予定された3次希望バスに反対する垂れ幕の文案を送るので参考にして個性的に製作せよ」、「送った嘆願書を見て洞毎に100人以上の署名を集め22日まで提出せよ」 という内容だった。
また横断幕の文案8ヶ、キム・ジンスク全国民主労働組合総連盟釜山本部指導委員のクレーン占拠問題を解決してほしいという嘆願書と署名簿なども電子メールで送った。影島区の各所には影島区が送った文案を書き入れた横断幕が住民自治委員会の名前で掲げられている。
釜山市が希望バス反対運動に介入した情況も捉えられた。去る18日、コ・ユンファン釜山市行政副市長が16ヶ区の副区庁長らと共にした会議の資料には、ある参加者が「韓進事態希望バス(7/30~7/31). ターミナル垂れ幕」と書いたメモが確認された。
釜山地方警察庁は去る12~13日と19~20日の2次にわたる希望バスの運転者65人に電話をかけ契約者と契約期間、運賃、出発地域など契約内容を問い質した。電話を受けた運転者は<ハンギョレ>との通話で「警察が損害賠償云々して20分余り、契約者名簿をくれと言った」として「警察が3次希望バスの運行をやめろと勧めたわけではないが、運転者としては心理的圧迫を受けざるを得ない」と話した。 釜山警察庁はこの日「2次希望バス捜査と関連して確認する目的だっただけで、運転者らを刑事処罰する計画もない」と明らかにした。
ミン・ビョンリョル民主労働党釜山市党委員長は 「釜山市と影島区が希望バス反対運動を後から操縦している」と話した。
釜山市自治行政課関係者は「希望バスと関連した会議をしたり区庁に指示を与えたことはない」 と否認した。 影島区自治行政課関係者は「住民自治委員長の数人が個人的に支援を要請してきて支援しただけであり、組織的に支援したわけではない」と話した。
釜山/キム・グァンス記者 kskim@hani.co.kr
原文: 訳J.S