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警察、希望バス 運転者 65人を調査…3次 妨害戦略?

原文入力:2011/07/22 16:10(1525字)
パク・スジン記者

電話して契約内容を尋ねる…斡旋者には住民番号を要求も
一部運転士ら 運転拒否を明らかにする… "険悪なムード造成" 批判

←希望バス2次. 釜山駅で文化祭を終え韓進重工業へ行進する市民たち/2011.7.9/ハンギョレ21 パク・スンファ

警察が韓進重工業事態の解決を促すために全国から運行された希望バスの運転手65人に電話をかけ、契約者・契約期間・運賃・出発地域など契約内容を問い質したと発表された。警察はバス会社と希望バス企画団を結びつけた観光会社の職員には住民登録番号など個人情報を要求した。
警察から電話を受けた一部バス運転手は負担を感じ、希望バスの運転を拒否する意思を明らかにするなど警察による調査が‘3次希望バス’に対する圧力・負担として作用している。3次希望バスは7月30日、ソウル・済州をはじめ全国各地から出発する。

釜山地方警察庁は22日 「2次希望バスを運行した100ヶにバス会社の内、連絡がついた65人と通話をし、契約関連事実について質問した」として「ソウルで車両貸与に関与したチェ・某氏は、行事と直接関連があり契約者を知りえるので関連事実を質問したが本人が返答を拒否した」と明らかにした。

ソウル地域から出発する‘希望バス’を斡旋したチェ・某(59)氏は「1次希望バスは出発直後に、2次希望バスは出発して数日が過ぎてから警察から電話がきた」として「警察は、車が何台出て行ったか、運転士らの名前は何か、バスを出した会社の名簿があればくれと要求した」として「また、私の住民登録番号なども要求した」と話した。

 チェ氏は「バス運転手が不法行為をしたわけでもなく、私も職業的理由でバス斡旋をしたことなので知らせる義務はないと警察に話した」とし「しかし警察がほかの経路から突き止め各バス会社に電話をし運転手名簿などを受け取ったと理解している」と明らかにした。チェ氏は「バスの斡旋は私の生計手段であり、正当にバス斡旋をしただけなのに警察がそのように各バス会社に電話をしたせいで該当バス会社では恐れをなしているのが実情」と明らかにした。

釜山地方警察庁は22日、バス運転手の個人情報を収集した経緯について「1次・2次希望バス参加者に対して出頭要求書を送り集会および示威に関する法律違反など各種疑惑について調査している」とし「それに対する捜査資料の確保が目的」と答えた。

ソ・ボハク慶煕(キョンヒ)大法学専門大学院教授は「警察が‘希望バス搭乗者’の違法行為に対して捜査する過程でバス会社とバス運転者間の契約内容まで捜査するのは捜査のための資料収集というよりは、運転手が希望バスを運転できないように威嚇効果を上げるためのものではないかと疑われる」と指摘した。

パク・ジュミン民主社会のための弁護士会弁護士も「警察が明らかにした捜査目的に照らしてみた時、不必要な内容」としつつ「過度に広い範囲の捜査」と話した。

希望バス企画団で仕事をするキム・ヘジン氏は「1次・2次・3次と希望バスが続いて、参加者がますます増えると見るや警察が参加者が増えることを恐れているようだ」として「平凡で自発的な参加者を何とかして食い止めようとして恐怖感を造成し参加者をできる限り減らそうという意図があるようだ」と指摘した。
パク・スジン記者 jin21@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/488591.html 訳J.S