原文入力:2011/07/20 20:53(987字)
チョン・ジンシク記者
"検事が無嫌疑処理の可能性"
警察 "処罰有無 説明したまで"
職場閉鎖の撤回と工場復帰を巡り2ヵ月にわたり労使が激しい対立状態となっている忠南(チュンナム)、牙山(アサン)の柳成企業の一部労組員らに対し、警察が‘工場への個別復帰’を勧めたという主張が出てきて論難になっている。
20日、柳成企業労組は「去る19日、天安(チョナン)西北警察署で組合員4人が調査を受ける過程で担当警察官が‘工場に復帰すれば検事が無嫌疑処理を考慮する可能性が高い’とか‘なぜ復帰しないのか’などの話をした」として「警察が一方的に資本側に肩入れしている」と主張した。 雇用労働部天安支庁は先月16日、柳成企業労組員が支庁長との面談を要求して庁舎を一時占拠したことを巡り労組員らを警察に告発し、警察は労組員29人に出頭を要求した。
柳成企業労組は警察官が調査後、組合員らに「今日は申し訳ありませんでした。 今後こうしたことが無いようにします」 という携帯メールを送った事実も公開した。 民主社会のための弁護士会のキム・サングン弁護士は「労組の主張が事実ならば、これは警察官が労組員らの正当な権利行使を妨害した職権乱用と見ることができる」と話した。 去る4日には忠南地方警察庁警察官がある労組員に「工場前で集会をすれば200人を連行する」と話して反発をかった経緯がある。
これに対して警察は事実無根とし否認している。 労組が指定した担当警察官は<ハンギョレ>との通話で「工場に復帰した労組員が調査過程で処罰有無を尋ねるので説明したことを労組が利用している」 として 「調査序盤に労組員らと言い争いがあったことを携帯メールで謝ったに過ぎない、‘個別復帰’を勧めたことはない」と話した。
一方、工場に復帰した一部労組員が去る16日‘第2労組’設立申告書を雇用労働部天安支庁に提出し、既存の柳成企業労組が行っている‘一括復帰闘争’に影響を与えるものと見られる。 組合員数は60人余りだと言う。
大田/チョン・ジンシク記者 seek16@hani.co.kr
原文: 訳J.S