原文入力:2011/07/18 20:35(1457字)
独島(ドクト)葛藤に油を注ぐ公算
ソン・ウォンジェ記者
政府、対応策を検討…政界 交錯した対応
イ・ジェオ "国民の名で来れないように防ぐ"
独島特別委 ムン・ハクチン "独島博物館に来て見ろ"
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日本外務省の‘大韓航空利用自制令’に触発された韓-日独島葛藤が日本の野党議員の鬱陵島訪問計画が持ち上がり一層強まる兆しを見せている。
日本 自民党‘領土に関する特命委員会’(委員長 石破茂 政調会長)は去る15日 「8月1日から4日間の日程で4人の議員視察団を鬱陵島に派遣する」と明らかにした。新藤義孝 委員長代理を団長とする視察団は、1日にソウルに到着し韓国の国会議員たちに会った後、2日に定期船便で鬱陵島に入り1泊しながら独島博物館観覧などを行う予定だ。新藤義孝議員は記者会見で「韓国側がなぜ日本人が受け入れられないことをするのか、直接確認する」と話した。
自民党が国会議員を鬱陵島に派遣するのは初めてだ。独島を日本領土だと主張する日本保守・右翼はこの間、日本国民が観光のために独島に入ることに対して韓国の領有権を認めることだと批判してきた経緯がある。
自民党の鬱陵島訪問計画に対して国内政界は交錯した対応方案を出した。イ・ジェオ特任長官は16日と17日、自身のツイッターに相次ぎ文を載せ自民党議員らの鬱陵島訪問を防ぐと話した。イ長官は「彼らの訪問目的が独島を国際紛争地域にしようとしたり、自らの土地だと主張しようとする計略ならば、それは明白な主権侵害」として「すべての組織を動員しても国民の名で鬱陵島進入を防ぐ」と書いた。
反面、独島特別委委員のムン・ハクチン民主党議員は18日、ラジオに出演し「日本の政治家たちが鬱陵島へ来ることをあえて防ぐことがあるか」として「私でも、あるいは我々の国会独島特別委委員が行って彼らを案内して上げても良い。鬱陵島にある独島博物館へ来て見ろ」と言った。
国会独島特別委の与野党議員は来月12日、独島でクォン・ドヨプ国土海洋部長官とチョ・ヒョノ警察庁長官などを出席させ特別委会議を開くことにした。
政府も緊急対応策の検討に乗り出した。国務総理室傘下の独島領土管理対策団は18日午後、対策会議を開き日本側の意図を分析して可能なシナリオと対応策を議論した。総理室当局者は 「韓-日ビザ免除協定により一般的には日本議員らの鬱陵島訪問を防げないが、もし彼らが初めから独島を紛争地域化しようという意図を公開する場合、出入国管理法により入国自体を許さないこともありうる」として「独島問題の国際イシュー化を防ぐという原則の下、状況に応じた種々の代案を検討している」と話した。外交通商部も17日夕に訪韓した杉山晋輔 日本外務省アジアオセアニア局長に「自民党議員が我々の独島主権に触れる行動をする場合、韓日関係に役立たない」として、事実上 鬱陵島訪問計画の撤回を迂回的に要求した。外交部は日本外務省の‘大韓航空利用自制令’に対する正面対抗措置も自民党議員らの鬱陵島訪問状況と連係して対応カードとして活用する方案を検討していると明らかにした。
ソン・ウォンジェ、イユ・チュヒョン記者、東京/チョン・ナムグ特派員 wonje＠hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/487953.html 訳J.S
