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警察、集会写真 撮りため 数万人‘DB管理’

原文入力:2011/07/19 09:42(1386字)
パク・テウ記者

2001年から写真を撮り‘映像判読システム’に入力
最近5年間で2万3千人余り 人権団体 "情報人権侵害"

←警察が2009年2月28日、ソウル、汝矣島の文化の広場で開かれた‘龍山惨事糾弾およびMB悪法阻止全国労働者大会’を終え行進する民主労総所属労組員らをビデオカメラで撮影している。 カン・ジェフン先任記者 khan@hani.co.kr

警察が2001年から集会・デモ参加者の写真を撮り‘映像判読システム’に入力して管理し、このようにして集めた写真が少なくとも2万3000人余りの方に達することが18日 明らかになった。警察はこのシステムを利用して集会やデモ現場で写真を撮られた人々の身元を速かに把握した後、警察に出頭しろという要求書を送っている。

民主党チェ・キュシク議員が警察庁に提出させた昨年の国政監査資料を見れば、警察は映像判読システムを構築した後に集会・デモ現場で撮影した参加者の写真を2001年から体系的に入力し管理してきた。このようにして入力された判読対象者は、2005年から昨年8月末までの5年半で計2万3698人だ。今年に入ってからは去る5月、数万人が参加した半額授業料集会を警察が不法と規定したことから数千名の写真が追加入力されたものと見られる。2001~2004年の間に入力された資料の規模は警察庁が明らかにしなかった。

映像判読システムには判読対象者の写真と共に集会の名前・日時・場所・参加人員・不法行為内容などが入力されており、頭髪と体形はもちろん身なりまでも含まれている。このシステムは警察庁情報1課が管理していると警察は明らかにした。

警察は映像判読を主に‘人’が行っていると明らかにした。各警察署の罪証担当警察官が現場で写真を撮った後、その資料を映像判読システムに入力すれば、内部コンピュータ・ネットワークを通じて警察庁・地方庁18人と全国警察署の247人の照会権者がその写真を判読し、適当な警察官に写真を見せ一次身元把握を行っているということだ。続いて罪証写真と住民登録証、運転免許証写真などを対照し最終的に身元を確定した後、住所地を把握し所轄警察署に送り捜査に着手するというのが警察の説明だ。

市民団体は警察が集会・デモ参加者の写真を大量に集め判読することは、情報人権侵害と主張した。チャン・ヨギョン進歩ネットワーク幹事は「警察がシステム運営に対する明確な法的根拠もなしに捜査名目で個人情報を集積しておき内密調査段階から政府が保有している身分証写真と無分別に対照している」として「警察がシステムに登録されている個人情報の閲覧・訂正・削除を請求する方法も制限し、個人情報主体の権利を傷つけている」と話した。

<ハンギョレ>は去る1日、システムに入力された対象者数,入力基準、手続き、起訴現況などについて警察に情報公開請求をしたが、警察は「公開されれば(警察の)職務遂行に顕著な困難が生じる」という理由で拒否した。

パク・テウ記者 ehot@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/488019.html 訳J.S