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明洞(ミョンドン)‘マリ’武力衝突 発生、1人負傷

原文入力:2011/07/18 18:13(1521字)
チョ・ソヨンPD、イ・スンジュン記者

性醜行した外注撤去要員 警察調査も進行中
隣の建物の石綿除去作業のために外注撤去要員出動

←借家人がフォークレーン上に上がり集会を行っている。 写真 チョ・ソヨンPD

18日、ソウル、中区、明洞3区域再開発地域で移住対策を要求し籠城中の借家人らと施行社側外注撤去業者職員の間に衝突が起きた。
この衝突で会社員チョン・某(31)氏が外注撤去要員に押され靭帯が伸びる負傷をした。現場にいたある女性は、外注撤去要員が性醜行をしたとし該当要員を告発し18日昼から警察が調査を進行中だ。

施行社であるユリム開発はこの日、借家人が籠城中のカフェ‘マリ’横にある2階建て建物の屋根の石綿除去工事のために18日午前6時、掘削機1台を配置した。11人の借家人らと学生10人余りは18日午前3時から外注撤去要員が来襲に備えていた。休日最終日の17日夜 外注要員が‘周辺建物を撤去する’と話したためだ。

明洞3区域の借家人ウォン・ソンヒ(伽耶参鶏湯 経営)氏は「施行社から一週間に三回ずつ対話しようと言っておきながら、また日曜日に横の建物の撤去工事を行うとして一方的に外注要員を通じて知らせてきた」とし「結局、私たちの建物まで強制的に撤去するのではないかと思うと恐ろしい」と話した。ウォン氏は「こちらが地方区であるナ・ギョンウォン議員に会い解決策を見出すという話を聞き期待していたが何一つ進展していない」と付け加えた。

←18日朝、移住対策を要求し籠城中だった借家人と外注撤去要員の間に衝突が発生し一名が負傷した。 写真 チョ・ソヨン ディレクター

実際に外注撤去要員と対立状況が発生したのは午前7時頃であった。20人余りの商人と学生たちがスクラムを組み連座していると、6時50分から外注警備が押しかけてきた。チョン氏はその過程で負傷を負い近隣の白(ペク)病院に運ばれた。午前9時頃から借家人はフォークレーン上に上がり集会を進行し、外注撤去要員は目隠し幕が張られた工事現場の出入口を閉鎖した。

衝突は午後1時にも起きた。外注撤去要員が作業者の出入り空間を用意するため撤去対象建物前の歩道を統制し、借家人は集会申告をした合法的集会を妨害していると声を荒げ小競合いが起きた。

この日、外注撤去要員と借家人が対立し、登校中の学生や出勤中の市民たちも‘マリ守り’に参加した。イ・某(18)さんは「登校しようとして470番バスに乗るが、通りがかりにマリの状況がすぐに見える」として「体格の良い外注撤去要員50人が集まっているのを見て(怒りが)込み上げ、学校で出席だけとると現場に駆け付けた」と話した。

会社員ムン・ヒョンナム氏は「4月8日にインターネットで明洞3区域が撤去されていることを知ったが心が痛かった」として「李明博政権以後、庶民政策がめちゃくちゃだが一緒に社会を変えるためにこちらにきた」と話した。
工事を引き受けたユリム開発関係者は「3日間にわたり工事ができなかった」として「すでに2階建て建物の入居者は補償を受け取り出て行った建物であり、撤去する際の石綿除去は法で規定されたことなので官公庁に申告して進めている」と明らかにした。

文 チョ・ソヨン<HANI TV>PD、イ・スンジュン記者 azuri@hani.co.kr、写真・動画 チョ・ソヨンPD

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/487903.html 訳J.S