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"無償給食 住民投票署名簿 無効"

原文入力:2011/07/15 23:00(1849字)
オム・ジウォン記者、ソン・ヨンチョル記者

‘全面反対→段階・全面 選択’に名称変え…新たな問題提起
住民投票請求審議会 "署名運動 問題なかった" 結論を下す

←カン・ヒヨン民主党ソウル市会議員が15日午前、市議会記者室で無償給食反対住民投票請求署名簿の源泉無効を主張し関連資料を掲げて見せている。 キム・ポンギュ記者 bong9@hani.co.kr

ソウル市議会民主党がソウル地域小・中学生への全面無償給食反対住民投票請求署名簿の手続き的問題を挙げ、署名の源泉無効を主張して出た。
ソウル市議会民主党は15日午前、ソウル、中区のソウル市議会本館で記者会見を行い「住民投票請求署名簿の重大な手続き的瑕疵のために署名簿全体が住民投票法により無効になる」と主張した。民主党はこの日昼2時、他の野4党および市民団体とともに瑞草区、ソウル行政法院に署名簿の証拠保全を申請した。

カン・ヒヨン民主党市会議員は請求人代表者が去る2月、住民投票請求対象を‘全面無償給食反対住民投票実施’として提出し審議会の議決を受けた後、再審の手続きなしに先月16日に提出した住民投票請求書には‘段階的無償給食と全面的無償給食政策の内の一つを選択する住民投票’と直した点を無効の根拠として提示した。

民主党側はこれと関連して2007年のキム・ファンシク河南市(ハナムシ)長 住民召還投票請求と関連した訴訟の判決を事例として挙げ、源泉無効を主張している。キム前市長が召還投票請求署名簿に請求理由が抜けている事実を挙げ提起した無効確認訴訟で水原地裁は「請求理由が記載されていない署名簿にある署名は無効」と判決した。

だが、民・官10人の委員で構成された住民投票請求審議会はこの日午後、ソウル市庁別館で非公開会議を開き手続き的正当性に問題がないという側で意見を集約した。審議会は請求対象任意変更、法定様式を使っていない署名簿など署名運動の手続き的正当性問題を議論した後、表決を行い8対1の圧倒的賛成でこういう結論を下した。審議会は大部分がオ・セフン ソウル市長が任命した民間専門家とソウル市公務員で構成されており、野党側から公正性に対する疑惑を受けてきた。 オム・ジウォン記者 umkija@hani.co.kr

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ハンナラ党‘オ・セフン住民投票’にもう一歩
ファン・ウヨ "法の枠内で積極的に支持"

ファン・ウヨ ハンナラ党院内代表が15日、ソウル市の無償給食住民投票に関し「法が許容する範囲内で党が積極的な支持をする」と話した。ファン院内代表はこの日国会で開かれた主要党役員会議で「全面無償給食は税金で行う給食であり、金持ちにまでこれを実施することは不当だというのがハンナラ党の一貫した立場」としつつ「(法の枠内で)すべての市民が投票に参加することを勧告しようと思う」と話した。

ファン院内代表の発言は「中央党が無償給食住民投票に無関心なのではないか」 という保守側の不満をなだめようとする‘リップサービス’性が濃厚に見える。彼は<ハンギョレ>との通話で「住民投票法の枠内で中央党が支援するという意が、あたかも中央党は全くこれに関心がないという風に誤解されており、それを正すために発言した」と話した。ファン院内代表は先月20日、オ・セフン ソウル市長と会った席で 「住民投票はソウル市党次元で関心を持つのが良い」と話した経緯がある。ファン院内代表は以後、党内外で抗議を受けたことが明らかになった。
ファン院内代表は実際に中央党が住民投票を支援できるかについては相変らず疑問を示した。彼は「住民投票法がとても厳しくできている。中央党が実際に取れる行動には限界がある」として「中央党の態度は実質的には(以前と)同じだ」と話した。

住民投票法は地方議会議員を除き国会議員などは賛否に関連した投票促進行為を行うことができず、それに違反すれば1年以下の懲役 若しくは500万ウォン以下の罰金に処するとされている。

ソン・ヨンチョル記者 sychee@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/487695.html 訳J.S