原文入力:2011/07/13 21:37(1993字)
前官出身弁護士が多い大型法務法人で選任
"大学版 有銭無罪" "憲法的権利行使" 説往説来(論争)
酒に酔って眠った同期の女子学生を集団で性醜行した疑惑で拘束起訴された高麗大医学部生3人が前官出身弁護士の多い大型法務法人と有名法曹人で構成された豪華弁護団を選任したことが発表され噂になっている。
12日ソウル中央地裁によれば起訴された3人の内、ペ・某氏は当初 個人弁護士2人、ローファーム2ヶ所の所属弁護士5人など計7人の弁護士を選任した。 しかしこの内、シン・キナム前ヨルリンウリ党議長が顧問弁護士である法務法人ハンソは論難が起きるや13日に辞任届を提出し弁護団から辞退した。
パク・某氏とハン・某氏は高裁所長・高等検察庁長出身など前官弁護士の多いことで有名な法務法人Ｄ所属弁護士3人に弁護を任せた。法務法人Ｄは水原地検検事長、最高検察庁部長検事を務めた前官出身のＣ弁護士が代表弁護士を受け持っている。
当初 7人の弁護士を選任したペ氏の弁護士の中には有名法曹人が多い。ソウル地方法院判事在職時期にハンファ秘密資金事件を調査した検察が請求した拘束令状をそのたびに棄却し有名になったＣ弁護士、ソウル高等検察庁部長検事まで務めたＫ弁護士が個人弁護士として事件を担当した。また、単独判事の時、ロウソクのあかり裁判に裁判所長介入疑惑を暴露したＢ弁護士などが所属している法務法人Ｋ所属弁護士3人が弁論を引き受けた。
当初、事件を受任した法務法人ハンソでは‘大田法曹不正’事件で弁護士法違反容疑などで有罪判決を受けた○弁護士が事件を受け持った。○弁護士は同法務法人所属のシン・キナム前ヨルリンウリ党議長の名前を無断で弁護団に上げ、釈明して弁護団から自主的に辞退するハプニングを起こした。
シン・キナム前ヨルリンウリ党議長は去る13日、‘性醜行医大生事件担当’によりネチズンの批判が出るや自身のブログに文を載せ「法務法人に所属弁護士として登録されている弁護士が今回の事件を担当し、自分と相談なしに構成弁護士である自分の名前を無断登載して起きたこと」とし「関連者を厳重問責し該当事件に対するすべての弁護士の辞任届を提出する」と立場を明らかにした。
ツイッターではこれら‘性醜行高麗大生’の豪華弁護団選任が誰もが弁護人の助力を受けられるという憲法的権利の行使なのか、‘大学版有銭無罪’を示す過度な行為なのかを巡り論難がおきた。
法務法人共感のチャン・ソヨン弁護士はツイッターで「誰にでも弁護人の助力を受ける権利がある。ところで無銭有罪 有銭無罪という言葉がどうして出てきたのだろうか。高価な弁護士の影響力が法廷の中だけに留まらないことを人々はすでに知っているため怒るのではないだろうか。こういう事件に高額弁護士多数がつくことも見た目が良くない」と文を載せた。
性醜行高麗大医学部生の処罰を要求するツイッター1人デモ隊
ツイッター利用者＠drapigは「性醜行高麗大生らの弁護団関連のニュースは罪を犯しても悔いることなく居直りの態度を見せる今の時代のいわゆる‘バックのある者、持てる者、享受する者’らの意識水準を改めて示している。」 と批判した。また別の利用者＠zero908は「有能な弁護士を選任した高麗大生ら...勝つ確率が高まるのですか...無罪として釈放されれば、この学生たちは何を考えて人生を生きていくでしょうか？ 医師はからだの病気と心の病気を同時に見ることができなければならないでしょうに...何でも不利なら金と力で解決しようとするでしょう」と指摘した。
チョン・ジェスン カイスト教授はツイッターで「高麗大生集団性暴行事件被疑者が豪華弁護団を構成した状況で、弁護団や被疑者を非難することは不適切に見える。豪華弁護団と被疑者の華麗な人脈により、被害女性が不当な判決を受けるかと思えてそれが心配であるだけだ」とし‘弁護人選任権’は認めるものの、裁判所の判決が重要だという立場を示した。
ツイッター利用者＠mazingaeは「私たちに必要なことは‘破廉恥な高麗大生が韓国最高の弁護士を数億かけて委嘱しても法の審判を厳正に受けた’というハッピーな結末だ」と書いた。＠patron70も「‘高麗大生’に対して、被告が良い弁護士を選任したとのこと、弁護士が‘悪い’人の弁護を引き受けたことも気を遣わずにおこう。だが、司法機関がこの事件に対してどんな判決を下すかは目を皿にして見守りましょう」と指摘した。
デジタルニュースチーム
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/487164.html 訳J.S
