原文入力:2011/07/11 09:23(1071字)
イ・スンジュン記者
‘希望バス’市民相手に使用 主張…警察 "人体に無害な程度"
←警察 催涙液. 写真出処@assa76
警察が‘2次希望のバス’参加市民を相手に使った催涙液に発ガン物質など人体に有害な成分が含まれていたと見られるという主張が提起された。
保健医療団体連合と釜山慶南人道主義実践医師協議会の医療スタッフは10日に示威現場で催涙液被害市民200人余りを診療したとし「警察が使った催涙液にはメチレンクロライドとCSガスと推定される物質が入っていると見られる」と明らかにした。彼らは「夜間集会状況で老弱者・障害者・子供たちが混じっている不特定多数の市民に対し、武装した警察官が催涙液を使ったことは非常に危険」と批判した。メチレンクロライドは国際癌研究所(IARC)が規定した発ガン物質であり、CSガスもやはり毒性化学兵器に規定されている物質だ。
両団体は「催涙液に当たった市民から、皮膚が腫れ発赤するとか、あるいは痛み・かゆみなどの症状と水泡が生じ、直接 顔に当たり吸入した場合には大部分で嘔吐を伴った」と伝えた。目とその周囲に当たった場合には痛み・結膜・むくみなどの症状も観察された。また「市民の症状から見て、化学的火傷とアレルギー反応が同時に現れた」と説明した。
ウ・ソクキュン保健医療団体連合政策室長は「今回使われた催涙液は警察が2009年に双龍自動車ストライキ集会時に労働者たちを鎮圧するために使った催涙液と同じ成分である可能性が高い」とし「催涙液の成分を明らかにすべきだ」と語った。
進歩新党もやはりこの日論評し「発ガン物質と毒性化学兵器と見られる成分が含まれると推定される催涙液を老弱者や障害者、子供を含む市民に無差別散布したことは、それ自体 公権力がしてはならない暴力蛮行」と明らかにした。
これに対し釜山警察庁は「警察が使った水砲は警察官職務執行法第10条(警察装備の使用など)等の法的根拠と指針に従うもの」とし「水砲は水4tに対し催涙液20リットルを薄めた0.01225%比率であり、催涙液は0.0045%比率、水と規定値のカプサイシン溶液を配合し水砲で散水した事実はあるが、人体には無害な程度だ」と釈明した。 イ・スンジュン記者 gamja@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/486731.html 訳J.S