原文入力:2011/07/08 09:28(967字)
アジアの代表的非政府機構 "国家人権委の緊急救済要請拒否" 批判
"国内法が財界によりどれほど侵害されているか 包括的に点検すべき"
←去る6月30日キム・ジンスク委員がカメラに向かって手を振っている。 写真ハンギョレ21 パク・スンファ記者
アジアの代表的非政府機構であるアジア人権委(AHRC)は韓進重工業の大量整理解雇に反発し釜山影島造船所85号クレーンで長期籠城中のキム・ジンスク民主労総釜山本部指導委員に対する使用側の電気供給中断などと関連し声明を出し、韓国政府に緊急対応に出ることを促した。
アジア人権委はキム指導委員の51回目の誕生日を迎え発表した‘企業の人権乱用に迅速な対応が必要だ’という題名の声明で「彼女の闘争は韓国社会が労働問題に関心を持っているのか、韓国政府が企業が関与した第三者の人権を尊重し保護し履行する問題に自らの役割を果たしているかという疑問を投じている」と指摘した。
声明は使用側がキム氏が籠城しているクレーンに対し電気をはじめ食品医薬品、衣服、バッテリーなどの供給を阻んでいることと関連して「国家人権委は会社側が必需品を提供することにしたという理由でキム氏の緊急救済要請を拒否している」と指摘し 「しかし使用側が約束を履行していないにも関わらず国家人権委は何の措置も取っていない」と批判した。
アジア人権委は「多くの国際的な努力により国連人権委が去る6月16日 国連人権委の‘企業活動と人権に関する主要指針’を作ったが、韓国国家人権委を含む韓国政府は人権を尊重し保護し履行するための肯定的行動を取ることができなかった」と批判した。
人権委は続けて韓国の人権のために闘争する人々に連帯を示しながら「韓国政府に労働者の権利を保護することを定めている国内法が、財界によりどれほど侵害されているかをすべての利害当事者が参加する中で包括的に点検しなければならない」と勧告した。
キム・ドヒョン先任記者/ツイッター@aip209
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/486446.html 訳J.S