原文入力:2011/07/06 20:31(1467字)
随時入試受付1ヶ月余に控え入学査定官狙いで要求殺到
こう書いてくれと渡すことも… "学期中の訂正 手続き強化すべき"
京畿道城南市(ソンナムシ)盆唐のある高校で高3の担任を受け持っているK教師は、最近 父兄から「学校生活記録簿(記録簿、内申書の元資料になる)に記録された総合所見を修正して欲しい」という要求を受けた。勉強は熱心にする反面、自治活動や清掃など教科外活動には熱心でなかった子供に対し、K教師は‘学校生活には消極的だが誠実に自身の進路開拓に努めた’と記録したが、‘消極的’という表現が入試で減点要因になり得るからと修正を要求したのだ。K教師は「断固として断ったが、こういう要求がしばしばあり堪え難い状況」と話した。
2012学年度大学入学随時募集の願書受付が1ヶ月余り先に迫り、入学査定官制など書類評価比重の高い選考を準備する生徒と父母が担任教師に記録簿の評価内容を修正して欲しいと要求するケースが増えている。
高3担任のN教師は父母が願うとおりに記録簿を記録しなかったところ抗議を受けた。ある父母が学期初めに学級時間割を作る生徒の活動を‘進路希望事項’項目に記載して欲しいと要請したが、N教師が‘創意的体験活動’項目に記録し、父母がそれに不満を表示した。N教師は「美術でソウル大特技者選考を準備する学生であったが、進路希望事項に入る方がより有利だったわけ」とし「‘評価は教師権限’だと説得するのが大変だった」と話した。
去る2006年9月から‘教育行政情報システム’(NEIS)と連動する‘NEIS父母サービス’が始まることにより、父母は子供の記録簿記載状況をすぐに確認できることになった。
一歩遅れて奉仕活動や受賞経歴など記録簿の非教科項目を追加して欲しいと要求する父母もいる。京畿道のある高校の高3担任であるD教師は「高1の時に奉仕活動をした証明書を持ってきて記録簿に記録して欲しいと要求されたが、急造した跡が歴然としていた」として「いろいろ理由を挙げて記録はしなかったが校長に抗議されたため私は大変な苦労をした」と話した。
ソウルのある高校教師は「父兄が‘このように記録して欲しい’と最初から字句を書いて渡される場合もある」として「父母らも入学査定官制の拡大などで内申書が重要になったと認識しているため、こうしたことは今後ますます深刻になるだろう」と話した。
教育科学技術部は去る2月‘記録簿作成および管理指針’を改正し、一学年が終了した以後に記録簿の内容を直すことを原則的に禁止し、訂正が避けられない場合には変更事項を記録した台帳を作るなど、厳格な手順を踏むようにした。しかし学期中に教師がすでに作成した記録簿内容を直すことに対しては別途の規定を設けておらず、教師が父母の無理な要求に露出しているという指摘が出ている。
シン・ドンハ全国教職員労働組合京畿支部、城南支会事務局長は「父母が一学年が終われば記録簿を直すことは不可能であることを知り、あらかじめ修正をしようとしている」として「学期中の訂正に対しても厳格に制限しなければ、‘教育ママ旋風’が猛威を振るい記録簿の信頼度が落ちかねない」と憂慮した。 チン・ミョンソン記者 torani@hani.co.kr
原文: 訳J.S