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米国も‘狂った授業料’圧迫に乗り出した

https://www.hani.co.kr/arti/international/america/485463.html

原文入力:2011/07/01 20:03(1337字)
クォン・テホ記者

教育部、大学らの学費公開 高い学校には計画書を要求

米国連邦教育部が30日(現地時間)初めて全国大学の授業料実態をウェブサイトを通じて公開した。経済協力開発機構(OECD)会員国中、最も高い授業料にもかかわらず、大学自律のために全面的に値上げ可否を任せてきた米国ですら、政府の‘圧迫’が始まる動きが。大学は単純比較は不可能だとし反発しているが、政府は公開範囲をより一層広げる方針だ。

ひとまず米教育部はこういう公開が景気低迷により教育財政支援などが減った各大学が授業料を大幅に引き上げようとしているとし、受験生と父母が正確な情報を土台に大学を選択できるようにするためだと明らかにしている。

同時に政府は4年制と2年制の私立・公立大の中で授業料が最も高い大学に対してその理由と今後の授業料策定計画を要求し‘圧迫モード’を明確にした。アニー ダンカン教育長官は「今回の学費実態公開が大学にとって学費と授業料策定をもう少し透明にするよう誘導することに寄与することを願う」と話した。

大学が毎年 連邦政府に報告する財政状況を土台に作成されたこのリストによれば、公立大学の中ではペンシルバニア州立大学が1万4416ドルで授業料が最も高いことが分かった。私立大学の中で授業料が最も高いところはメイン州にあるベイツ カレッジで5万1300ドル、私立大平均(2万1324ドル)の2倍をを超えた。4年制営利大学の中ではバージニア州にあるサンフォード-ブラウン カレッジが4万5628ドルで最も高い大学に選ばれた。サイトには最近2年間の大学別授業料引上げ率が出ており、学費補助金・奨学金を考慮した実際の学費も検索できる。

<ニューヨーク タイムズ>は学費が安いうえに2年後に4年制大学に編入でき、米国教育の最後の‘安全網’と見なされたコミュニティ カレッジの授業料も1999年から2009年までの10年間に71%も上がり、父母らを疲れさせていると伝えた。同じ期間に米国の中産層家庭の所得は物価上昇率を計算すれば4.9%減った。

景気低迷の長期化で財政赤字に苦しめられる州政府が、相次ぎ州立大の授業料を上げ私立大より学費がさらに高くなった州立大もある。<ユーエスニュース アンド ワールド リポート>の最近の報道を見れば、2010~2011学年度全国公立大学の中で非居住民授業料が最も高いところはミシガン大で3万6163ドルであり、授業料上位10位大学の平均は3万4290ドルであった。これはハーバード大(3万4976ドル)と同様の水準だ。

一方、1978年から2008年までに米国の家計消費に占める生活費は2.5倍、医療費は6倍上がったのに対し、教育費は10倍も上がった。これによって4年制大学生は平均2万ドルの学資金による借金をして卒業していることが明らかになった。

ワシントン/クォン・テホ特派員 ho@hani.co.kr

原文: 訳J.S