原文入力:2011/06/30 08:24(1327字)
キム・ソヨン記者
"現委員長 出馬あきらめろ…拒否すればグループ系列会社から除外"
労組側、録音内容公開… "拒否するや弾劾署名を主導"
←KTネットワークスの労組介入関連録音内容
KTが100%持分を持っている系列会社KTネットワークス(KTN)使用側が現労組委員長を相手に再出馬の放棄を強要するなど労組選挙に露骨に介入したことが明らかになった。特に会社管理者が‘委員長が変わらなければKTグループが黙っていない’と圧迫し職員たちを相手に労組委員長弾劾署名まで集めたことが分かった。
KTネットワークス労組は29日 「使用側が去る2月から最近まで労組選挙に介入し、特定候補を委員長に当選させるためにキム・テゴン現労組委員長に出馬をあきらめるよう強要した」とし、会社管理者と労組幹部の間に交わされた対話の録音内容を公開した。
労組が録音した内容によれば、去る2月この会社のOチーム長は労組のある幹部に会い「(現委員長の代わりにあなたが)委員長になったら年俸制、評価制度、労組幹部縮小など3年間の計画を組んで行こう」と説得した。去る5月にはこの会社のM室長がキム委員長に「勇退してくれ」とし「会社の考え」だとし要求もした。労組は当初5~6月に委員長選挙を行う予定だったが、会社の介入が激しく7月1日に先送りした状態だ。単独候補として出馬したキム委員長は「選挙が目前だが業務妨害などの理由で解雇を通報された」とし「会社側はまた選挙を妨害するために組合員たちに選挙当日の1日に出張に行けと言っている」と話した。
労組活動に社長をはじめとする会社管理者が介入した情況も明らかになった。会社のOチーム長は去る5月、キム委員長に会い「社長の指示もあって4月11日に管理者を全員呼んだ。‘私たちの組合はもう続けることはできない。会社の命令に従って動かない管理者は見逃さない’と話した」と言及した。こういう状況でもキム委員長が出馬をあきらめないため、会社管理者が労組員だけができる‘委員長弾劾のための臨時総会招集要求書’署名を集めに回ることもした。去る22日、ある組合員が録音した内容によれば、会社のある管理者は「現執行部が継続するなら会社はKTグループから外される。(委員長弾劾に)署名しろ。KTグループの慣行上、今は深刻な状況」と話した。
キム委員長は「会社が人員構造調整をはじめとして人事・報酬制度を改編するために今の労組を障害物と認識しているようだ」として「去る1月に代表理事が新しく赴任しKTから指示を受けたのではないかと考えられる」 と話した。去る1月に就任したキム・ヨンファンKTネットワークス代表理事はKT副社長出身だ。
これに対して会社側Oチーム長は「労務担当者として労組選挙がどのように進行されるのか調べてみるために会っただけで、選挙に介入したことはない」と話した。
キム・ソヨン記者 dandy@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/485193.html 訳J.S