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韓進重85号クレーンへの食事供給まで断った

原文入力:2011/06/29 11:28(1004字)

"粥を食べるキム・ジンスク委員 食事が途切れれば大変なことが"
"梅雨期でもあり健康上の問題が起きないか心配…"

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韓進重工業85号クレーンへの食事が断たれた
29日午前、韓進重工業会社側は85号クレーンに上がっている労働者たちに供給される食事の供給を中断した。電気に続き食事供給まで中断され、キム・ジンスク民主労総釜山本部指導委員を含むクレーン上で籠城中の労働者たちの生命が危険に瀕している。

 クレーン上で籠城中の解雇労働者パク・ソンホ(49)氏は「今朝から食べ物の供給が遮断された」とし「家族対策委員会で野菜汁と白ご飯を差し入れてくれ、それを食べていたが、今はそれが切れた」と話した。現在85号クレーンの上に残っている8人の労働者はチョコパイなどで朝食の代わりにした。これまでは家族が韓進重正門で会社側用役らに食事を渡せば用役職員が携帯電話バッテリーなどが入っていないか検査した後に伝達していた。

キム・ジンスク指導委員に朝届いていた粥も一緒に途切れた。パク・ソンホ氏は「キム・ジンスク指導委員は朝に粥が上がってくればお昼と夕方に分けて粥で食事をしてきた」とし「少しずつ食べる人が食事が途切れれば大変なことになるのに、会社がそこまでするとは思わなかった」と話した。

昨夜85号クレーンで籠城中の4人の労働者はクレーンを降りてきた状態だ。梅雨期でいたんだのりまきなどを食べた彼らは下痢などで苦しみ、やむを得ず降りて行ったと労働者は伝えた。

パク・ソンホ氏は「会社側が、最初は電気を切り、今度は食事を切り順に我々を疲れさせるつもりのようだ」として「梅雨期であり残っている組合員が健康上の問題を起こさないか心配」と話した。パク・ソンホ氏は「それでも、最後まで残って耐える」と話した。

 一方、29日午前11時、国家人権委員会から派遣された調査官が85号クレーンの人権侵害状況を調査している。これはキム・ジンスク民主労総釜山地域本部指導委員が去る28日に緊急救済措置を要請したことにより実現したことだ。

パク・スジン記者 jin21@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/485033.html 訳J.S