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キム・ジンスク委員 "反対労組員いる限り降りて行かない"

原文入力:2011/06/27 22:08(837字)
キム・グァンス記者

 "整理解雇に反対する労組員が1人でもいるならば自ら降りて行くことはない。"
韓進重工業釜山影島造船所内の高さ35mの船舶クレーンに登り六ヵ月にわたり籠城してきたキム・ジンスク(51)全国民主労働組合総連盟釜山本部指導委員は27日、韓進重工業労組が会社側とストライキを解除することに合意したという便りにいきりたった。

キム指導委員はこの日<ハンギョレ>との通話で「労組員が190日にわたり全面ストライキを行っていて、私が173日間 高空籠城を行っているにも関わらず一方的に会社と合意したことに背信を感じる」とし「労組員が‘会社側の整理解雇撤回なしにはいかなる合意もするな’と止めたにも関わらず、ついに合意したことは大きな誤り」と指摘した。

彼女は労組側が去る26日夕、組合員懇談会途中で会議場を抜け出し経営陣に会い交渉を行った点と、27日の労使合意に先立ち報道資料を出しマスコミにストライキ撤回意向を明らかにした点は誤りだと指摘した。

キム指導委員は労組指導部が自身のクレーン籠城を中断させると明らかにしたことに対し「韓進重工業労組指導部が事前に協調を求めたわけではないので応じる義務はなく、そうする意志もない」と拒否の意思を明確にした。クレーン籠城を継続することが労労葛藤に映ることになるという指摘に対しては「韓進重工業労組指導部の決定が誤りであるので(そのように見えても)仕方ない」と一線を画した。

キム指導委員は去る1月6日未明、2003年にキム・ジュイク前韓進重工業労組支会長が首を括り亡くなった影島造船所85号船舶クレーンに一人で上がり、整理解雇撤回を要求し籠城してきた。

釜山/キム・グァンス記者

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/484753.html 訳J.S