本文に移動

4大河川工事のせいで…6・25の日に崩壊した‘護国の橋’

原文入力:2011/06/25 17:53(1156字)

←25日午前4時10分頃、慶北、漆谷郡、若木面‘護国の橋(旧 倭館鉄橋)‘が梅雨の雨による増水のために80m余り区間で橋脚が崩れた。この鉄橋は1905年に長さ469m、幅4.5mで建設され、106年の歴史を誇り2008年には文化財に指定された。ニューシス

 6・25戦争61周年をむかえた25日‘護国の橋’(旧 倭館鉄橋)が崩壊した。国土海洋部が4大河川再生事業の一環として洛東江の川底を浚渫した後、橋梁基礎を補強する際にこの橋の一部区間は補強しなかったことが明らかになった。
 この日午前4時45分頃、慶北、漆谷郡に所在するこの橋の若木方面側の橋脚が崩れ床板2ヶ50mほどと橋の上の鉄骨構造物などが流失した。人命被害はなかった。

 4大河川再生事業を推進している国土海洋部は、昨年末 施工者を通じて洛東江にかかる橋の基礎をコンクリートで補強した。橋周辺の浚渫過程で基盤が弱くなった恐れがあったためだ。しかし建設会社は橋脚基盤を補強しながらも全体9ヶ橋脚の内 若木方面8番橋脚と9番橋脚は対象から除外した。

 この日に崩れた部分は8番橋脚で、そのために今回の事故が4大河川工事による不良を防げなかった人災だという指摘が出ている。これに対し政府関係者は「正確な事故原因はまだ調査中」と話した。

 環境運動連合はこの日 声明を出し「4大河川工事による過度な浚渫と侵食が招いた事故」として「今後梅雨・洪水による同様な被害が続出することが憂慮される」と明らかにした。この団体は「浚渫で洛東江の川底が3~4m低くなり、橋脚付近の渦流などにより橋脚下の川底が下がり橋が崩壊した」と指摘した。また「去る5月、市民共同調査団による調査で梅雨が始まれば崩壊の危険にさらされる橋脚をあちこちで確認できた」とし4大河川工事の即刻中断を主張した。

 6.25戦争と縁の深いこの橋が61年前の戦戦争勃発時刻と似た時刻に崩れたことについて周辺住民たちは残念がっている。‘護国の橋’は1905年 京釜線開通に合わせて建設され100年を越える歴史を持つ橋だ。1941年から人道橋に変わり、1950年8月には韓国戦争の時 北韓人民軍の南下を阻むため米軍により一部が爆破された。

 以後、爆破された区間を木材で復旧し人道橋として使われ、1993年に現在の鉄橋形態に補強し‘護国の橋’と名前が変わった。文化財庁は2008年、この橋を登録文化財に指定した。

デジタルニュースチーム

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/484498.html 訳J.S