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イ・ゴンヒ会長‘白血病緊急会議’

原文入力:2011/06/25 10:32(993字)
キム・ジェソプ記者

出勤しないはずの金曜日に出てきて経営陣招集
三星電子 責任者更迭など対策議論

イ・ゴンヒ会長.

三星電子半導体工場で仕事をし白血病に罹り亡くなった労働者たちに対して裁判所が労災を認める判決を下したことと関連して三星がイ・ゴンヒ(写真)会長までが立ち上がり対策準備を急いでいる。

イ・ゴンヒ三星電子会長は24日朝早く予告なしに瑞草社屋の執務室へ出勤し、未来戦略室のキム・スンテク室長(副会長)とチャン・チュンギ社長、三星電子経営陣を呼び入れた。三星関係者は「白血病と関連した裁判所判決の波紋と対策に関する報告を受けたと理解している」と伝えた。イ会長は去る4月21日から瑞草社屋執務室に火曜・木曜日だけ出勤してきた。

三星は表面的には「1審結果に過ぎず、被告が勤労福祉公団」としゆったりとした態度を示している。だが、内心では半導体工場の環境と白血病の因果関係を世界最初に認めた今回の判決が三星のイメージを害し、来る7月に予定された複数労組許容と相まって三星に労組が設立される動力として作用しないだろうか憂慮する雰囲気だ。三星はこの間も‘半導体労働者の健康と人権守り、パンオルリム’の活動を三星電子に労組を設立するための事前整地作業と規定し対応してきた。

三星内部では象徴的に三星電子社長級を含む経営陣人事措置を通じて責任を痛感し責任者を処罰する姿を見せるべきではないかという意見も出てきている。今回の事態を‘三星電子半導体工場問題’に限定させ波紋の拡大を防ごうといことだ。三星関係者は「会長に報告した対策としては三星テックワンの場合のように社長が責任を負い退く方案も含まれたと理解している」と伝えた。

一方、参与連帯はこの日の裁判所判決と関連した論評で「三星電子と勤労福祉公団は裁判所判決を受け入れ前向きの姿勢で問題解決に当たること」を促した。参与連帯はまた、来る27日午後2時に国会議政館105号で‘三星白血病事件を通じてみた労災保険法改正方案’討論会を開くことにした。 キム・ジェソプ記者 jskim@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/484487.html 訳J.S