原文入力:2011/06/23 22:20(1046字)
ノ・ヒョンウン記者
脳腫瘍 ハン・ヘギョン氏ら4人 裁判 目前
三星電子の半導体とLCD生産工程で働き白血病や種々の稀貴病等で亡くなった労働者は46人に達している。この内4人が、先頭に立ち訴訟を起こした故ファン・ユミ氏遺族らとは別個に出した行政訴訟が現在 裁判に係留されている。三星白血病第2次訴訟だ。
23日、ソウル行政法院でファン氏遺族らが一部勝訴をし、第2次訴訟が改めて注目をあびている。故ファン・ユミ、イ・スギョン氏事件を受け持った裁判所が特定有害物質を指定しなくとも‘持続的露出’有無を基準として白血病発病と勤務環境間の‘包括的’因果関係を認めたためだ。
産業災害認定要件を巡り最高裁は「業務と疾病間の因果関係は必ず医学的・自然科学的に明確に立証しなければならないわけではなく、諸般の事情を考慮する時 業務と疾病の間に相当な因果関係があると推測判断される場合にも立証される」という判例を維持している。この日の原告一部勝訴判決を下したソウル行政法院は器興事業場の老朽手動設備と洗浄作業に使う有害物質、産業安全保健研究院の研究結果を根拠に最高裁が要求する‘相当な因果関係’を受け入れた。
去る4月に第2次訴訟を起こしたハン・ヘギョン(33)氏ら4人の訴訟結果もやはり、彼らが勤めてきた作業場環境と彼らが病んでいる脳腫瘍などの疾患間の一般的関連性がカギになるものと見られる。ハン氏は三星電子器興事業場で6年余りにわたり生産職として勤め、脳腫瘍に罹り退社した。彼らがこの日、裁判所が‘最も老朽したところ’と認めた器興事業場で勤めていただけに、脳腫瘍発病と有害物質間の一般的関連性が認められるかどうかが第2次訴訟の結果を左右するものと見られる。
また、この日の裁判結果が上級審で確定する場合、勤労福祉公団の労災判定も影響を受けるほかはない。先立って三星電子・三星SDI等で働き職業病と疑われる稀少疾患を患った労働者の内 17人が勤労福祉公団に労災を申請したが、公団は‘因果関係が認められない’として16人の申請を受け入れなかった。 残り1名に対してはまだ審査が進行中だ。 ノ・ヒョンウン記者 goloke@hani.co.kr
原文: 訳J.S