本文に移動

三星(サムスン)当惑 "判決が確定したわけではない"

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/484297.html

原文入力:2011/06/23 22:19(997字)
チェ・ウソン記者

三星は当惑感の中でも‘1審結果に過ぎない’とし不服の意向を示した。事実上 今回の判決が白血病が‘職業病’という主張に力を与えることなので、その波紋が侮れないからだ。三星はひとまず7月中に予定された自主調査の仕上げに注力し、控訴準備をする予定と知らされた。
三星側は23日、判決内容が知らされた後‘行政訴訟参考資料’を出し「半導体事業場の勤務環境と関連して公認された国家機関の2度にわたる疫学調査結果と異なる判決」としつつ「まだ判決が確定したわけではないので、今後 続く裁判を通じて半導体勤務環境に対する客観的真実が糾明され疑問が解消されるよう努力する」と明らかにした。

控訴の立場もまた明確にした。三星電子関係者は「まだ1審結果であり、2人に対してのみ認めた一部勝訴であり結論付けることはまだ早い」として「相手(遺族など)側でも控訴をする予定であり、勤労福祉公団でも控訴すると見ている。三星は今回の行政訴訟の(被告補助)参加人資格として勤労福祉公団を補助するだろう」と話した。

また、来月中には国外研究機関に昨年依頼した半導体勤務環境調査結果を発表する予定だ。三星は現在、該当作業環境シミュレーションまで終えた状態だ。三星グループ関係者は「詳しい内容は来月 明らかにするが、(三星の)半導体工程過程は過去も現在も安全だと言えるというのが我々の立場」としつつ「グループ次元ではなく系列会社次元で対応する」と必死に波紋の縮小を図った。

それでも三星はブランドイメージに打撃を受けるのではないかと憂慮する雰囲気が歴然だ。これを契機に三星の無労組経営原則が再度問題になる可能性もある。三星のある職員は「最近グループ次元の色々な事も重なって、三星電子内部は暴風前夜のような雰囲気」とし「組織に空席も多く何も決定されていない状況なので、表面的には静かだが胸の内は落ち着かない」と伝えた。半導体と白血病との関連を認めた初めての判決という点で関連業界に及ぼす影響も大きいと見られる。 チョン・ユギョン記者 edge@hani.co.kr

原文: 訳J.S