原文入力:2011/06/17 22:40(1801字)
ファン・ジュンボム記者
1泊2日 長・次官国政討論会 "任期末だからと公職者ら きょろきょろ" ‘政界連携’批判
"今から荷物をとりまとめる人のように仕事をしてはならない" 初心強調
←李明博大統領とキム・ファンシク国務総理(前列左側)等が17日午後、京畿道、果川市の中央公務員教育院で開かれた‘民生点検および公職倫理確立のための長次官国政討論会’会議場に入っている。 大統領府カメラマン団
李明博大統領は17日‘半額授業料’論難と関連して「どうすれば半額になるか。できないと分かれば教育部長官が果たす役割はこの機会に新しい大学の秩序を再度 作って、大学教授らも新しい姿勢でする契機にしなければならない」と話した。
イ大統領はこの日から2日間の日程で果川中央公務員教育院で開かれた‘民生点検および公職倫理確立のための長次官国政討論会’で「大学がどれほど仕事をしないできたか」として、このように話した。半額授業料は不可能で授業料引き下げのためには大学の構造調整と大学自らの努力が並行されなければなければならないと強調した。イ大統領が半額授業料と関連して公開的に明らかにしたのは今回が初めてだ。
イ大統領は「私は外国で名誉博士学位を受けたことしかないが、総長から常にドネーション(寄付)してくれと手紙がくる。(外国大学の)総長は一年十二ヶ月、世界を歩き回っている」として「我が国の総長は授業料を受け取って(大学を運営)し、政府にロビーして研究費をもらい研究するかのようにして学校に使って来なかったか」と指摘した。
イ大統領はこの日、キム・ファンシク国務総理をはじめとして長次官、大統領府首席・秘書官など高位公職者80人余りを前にして‘精神武装’をより強力に注文した。最近行われた内閣と大統領府陣容の一部改編に合わせ、乱れた公職社会の雰囲気を引き締め執権後半の国政主導権を維持しようとする意図だ。
イ大統領は29分にわたる冒頭発言で事実上 政府すべての部署を挙論し公職規律確立を強調した。イ大統領は 「今日は通常と違う悲壮な考えを持って集まった」として「国全体が不正だらけのようで公正社会という新しい基準で見れば、過去に慣行的に行なってきたことが全て問題になっている」と話した。
イ大統領は最近の国土海洋部の饗応研鑽会と関連して「公務員たちが研鑽会を行い業者が世話したことがかなり以前からあった。 私も民間にいたのでよく分かる。乙の立場で世話したことがある」と話した。続けて「皆がそうだった。法務部検事たちも酒を奢られて‘利害関係なしで飲んだだけなので何も問題になることはない’とした。教育部公務員たちは課長にでもなれば大学総長らが来なさい行きなさいと言った」として「過去の経験をそのまましていたのではだめだ」と指摘した。
イ大統領は「不正と非理が我が国の政権で珍しいことでなく過去10年、20年前からだが、もう整理して乗り越える必要がある」として「政府が今回の機会を慣行的不正と非理を清算する契機にしよう」と話した。引き続き「これは司正とは関係なくて司正ではない。社会を新しい基準にのせるための苦闘だ」と付け加えた。
イ大統領はまた‘初心’を強調した。イ大統領は「一部の人々は‘(仕事を)これ以上行わずに終えてしまおう’としている。だが荷物をまとめる人になれば仕事はできない。ふろ敷包は(去る)前日にまとめれば良い、1~2年前からまとめに入れば何もできない」とした。それと共に「歴代政権が話を切り出すだけでうやむやになったからと言って(私の任期が) 1年8ヶ月しか残っていないのでもう終わりと考えたのでは仕事をできない」として「私は1年8ヶ月残った任期を、任期初めという気持ちで仕事をしている」と話した。
イ大統領は合わせて「行政府が任期末であるからああだこうだと考えれば国民、国家のための姿勢ではない。公職者がきょろきょろして…」として来年の大統領選挙を控えた公務員たちの‘政界連係’を指摘した。
ファン・ジュンボム記者jaybee@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/483318.html 訳J.S