原文入力:2008-12-10午後08:16:16
キム・ソヨン記者
2011年から中学校で使われる金星出版社の新しい歴史教科書を執筆している教授・教師10人が10日「金星出版社が教育科学技術部の<韓国近・現代史>修正指示受け入れ方針を撤回しない場合、教科書執筆を中断する」と明らかにした。
代表執筆者であるキム・ヒョンジョン ソウル大教授(東洋史学)とイ・ソンホ ソウル,べミョン中教師など執筆者らはこの日キム・インホ金星出版社代表に「来る17日までに教科書修正を撤回すると明らかにしなければ、執筆者らの著作権に対する保護意思がないものと考え、執筆作業を中断する」という内容が入れられた公開質問書を送った。彼らは昨年7月同出版社と契約を結び1年以上にわたり教科書執筆作業をしてきた。
イ教師は「こんな時にこそ良い教科書を作らなければならないという考えと、最も大きい誤りは政府がしたが、ややもすると出版社だけが攻撃の対象になるのではないかという考えに腐心を重ねた」として「だが執筆者らの汗と努力が保護されずに政権の食欲により教科書が変わるという憂慮がより大きく作用して執筆中断という決断を下した」と話した。
金星版<韓国近・現代史>教科書代表著者のキム・ハンジォン韓国教員大教授(歴史教育)も去る10月、2011年から使われる新高校歴史教科書執筆を中断すると明らかにしたことがある。
これに対して金星出版社側は「どのようにするべきか議論中」と明らかにした。
キム・ソヨン記者 dandy@hani.co.kr